大手スポーツ用品メーカーのミズノが主催するトーナメント。1971年に「美津濃ゴルフトーナメント」としてスタート。当時は男女同一会場、同一開催という珍しいスタイルだった。この開催方式は90年まで続き、それ以降、女子は「ミズノオープンレディーストーナメント」として開催されるようになった。本大会で上位までに入った選手は全英オープンに出場する権利を得られる選考会でもあることから、98年から「〜全英への道〜」を大会名に加えることとなった。

開催されるのは岡山県笠岡市にあるJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部。本大会は98年に初めて開催されて以来、開催コースとして定着し、今年で19回目の開催となる。大きくうねるフェアウェイと瀬戸内海から吹き抜ける潮風が全英オープンを彷彿とさせる本格的なリンクスコースだ。

昨年は、平田憲聖と中島啓太がプレーオフ（18番パー5繰り返し）を行い、3ホール目でバーディを奪った平田に軍配が上がった。2021年にプロ転向した22歳の平田はこれがツアー初優勝。1973年のツアー制施行後では400人目となるメモリアルVとなった。