2019年ゴルフ新ルールはこの15ポイントを必ずおさえよう!
2019年ゴルフ新ルールはこの15ポイントを必ずおさえよう!
配信日時:2019年2月12日 03時00分
目次 / index
- ルール変更の目的は“ゴルフがより分かりやすく、より身近なもの”になるため
- コース内の名称が一部変更され、5つのエリアに分類される
- 1.ボールを拾い上げて確認する場合、マーカーへの告知が不要
- 2.ボールを捜す時間は5分から3分に短縮
- 3.旗竿をホールに残したままストロークすることを決めてから打ったボールは、旗竿に当たっても無罰
- 4.飛球線後方にキャディが立ってアドレス確認するのは2罰打
- 5.ドロップはヒザの高さからプレーヤーや用具に触れないように真下に
- 6.クラブレングスは、パターを除く最も長いクラブが目安
- 7.ドロップしたボールは救済エリア内に落ちて、かつそのエリア内に止まらないといけない。
- 8.リプレースする場所が明確でない場合は、その箇所を推測してリプレース
- 9.ボールを捜しているときに偶然、動かしても罰はなくなる
- 10.打ったボールが自分や自分の携帯品に偶然当たっても罰はなくなる
- 11.地面に食い込んだボールはジェネラルエリアであれば無罰で救済
- 12.罰なしの救済であってもボールの取り替えができる
- 13.怒ってラウンド中に損傷したクラブは、そのまま使うか修理するかの2択
- 14.2度打ちは罰打がなくなりあるがままにプレー続行
- 15.【推奨プレー】自分の打順がきたら40秒以内に打とう
ゴルフのルールが2019年から大幅に改定された。どこが変わったのか、なぜ変わったのかを紹介。まずは「これさえおさえておけば大丈夫!」 15のポイントを紹介しよう。
ルール変更の目的は“ゴルフがより分かりやすく、より身近なもの”になるため
2019年1月1日より施行されたゴルフの新ルールは、2018年から大幅に変更されている。
その1番の目的は“ゴルフがより分かりやすく、より身近なもの”になること。すべてのプレーヤーにとって分かりやすく、適用しやすくなり、さらにこれからゴルフを始める人たちにとってもゴルフがより魅力的で身近な存在になるために今回の改定が行われた。
その1番の目的は“ゴルフがより分かりやすく、より身近なもの”になること。すべてのプレーヤーにとって分かりやすく、適用しやすくなり、さらにこれからゴルフを始める人たちにとってもゴルフがより魅力的で身近な存在になるために今回の改定が行われた。
コース内の名称が一部変更され、5つのエリアに分類される
コース内は大別すると「4つの特定エリア」と、それ以外の「ジェネラルエリア」に分けられ、合計5つのエリアに分類されることになる。エリアによって適用できるルールが違うので、ボールがどのエリアにあるのかの判断が大切。
1:ティーイングエリア(旧称・ティーインググラウンド)
⇒プレーヤーがプレーするホールをスタートするときにそこからプレーしなけ
ればならない。
2:ペナルティーエリア(旧称・ウォーターハザード)
⇒コース内のすべての水域がペナルティーエリア。海、川、池、溝、排水路などで、水の有無は関係ない。その他、ガケ、密生したブッシュなどもペナルティーエリアとなる場合がある(規則2.2b参照)。
3:ジェネラルエリア(旧称・スルーザグリーン)
⇒ティーイングエリア、ペナルティーエリア、バンカー、パッティンググリーンの4つの特定エリア以外の場所で、そのエリアにあるすべての種類の地面、成長・付着している物(木、草など)を含む。
4:パッティンググリーン(名称変更なし)
5:バンカー(名称変更なし)
<2つのエリアの境界にボールがあったら?>
ジェネラルエリアと4つの特定エリアのいずれかとの境界にボールが止まっているときは、4つの特定エリアに球はある、とみなされる。また、ジェネラルエリア以外の4つの特定エリアのうちの2つのエリアにボールがある場合は、次の順番で最初となる特定エリアにあることになる(規則2.2c参照)。
>>ボールがそのエリアにあると判断される優先順位
ペナルティーエリア > バンカー > パッティンググリーン > ジェネラルエリア
<ローカルルールで設定されるプレー禁止区域>
新しいルールでは、「プレー禁止区域」というエリアもローカルルールで設定できるようになる。ジェネラルエリア内の異常なコース状態やペナルティーエリアで設けられるもので、芝の張り替え区域の損傷防止、動植物の保護、歴史・文化財の保護などが目的である(特定の色の杭や線などで表示)。この区域にボールが止まったり、スタンスやスイングの障害となる場合は、必ず救済を受けなければいけない(規則2.4参照)。
⇒プレーヤーがプレーするホールをスタートするときにそこからプレーしなけ
ればならない。
2:ペナルティーエリア(旧称・ウォーターハザード)
⇒コース内のすべての水域がペナルティーエリア。海、川、池、溝、排水路などで、水の有無は関係ない。その他、ガケ、密生したブッシュなどもペナルティーエリアとなる場合がある(規則2.2b参照)。
3:ジェネラルエリア(旧称・スルーザグリーン)
⇒ティーイングエリア、ペナルティーエリア、バンカー、パッティンググリーンの4つの特定エリア以外の場所で、そのエリアにあるすべての種類の地面、成長・付着している物(木、草など)を含む。
4:パッティンググリーン(名称変更なし)
5:バンカー(名称変更なし)
<2つのエリアの境界にボールがあったら?>
ジェネラルエリアと4つの特定エリアのいずれかとの境界にボールが止まっているときは、4つの特定エリアに球はある、とみなされる。また、ジェネラルエリア以外の4つの特定エリアのうちの2つのエリアにボールがある場合は、次の順番で最初となる特定エリアにあることになる(規則2.2c参照)。
>>ボールがそのエリアにあると判断される優先順位
ペナルティーエリア > バンカー > パッティンググリーン > ジェネラルエリア
<ローカルルールで設定されるプレー禁止区域>
新しいルールでは、「プレー禁止区域」というエリアもローカルルールで設定できるようになる。ジェネラルエリア内の異常なコース状態やペナルティーエリアで設けられるもので、芝の張り替え区域の損傷防止、動植物の保護、歴史・文化財の保護などが目的である(特定の色の杭や線などで表示)。この区域にボールが止まったり、スタンスやスイングの障害となる場合は、必ず救済を受けなければいけない(規則2.4参照)。
1.ボールを拾い上げて確認する場合、マーカーへの告知が不要
ボールに泥がついたりしていて判別できない場合は、拾い上げて確認しないといけないケースもある。
その際はボールの位置をマークしてから、ついている泥などが落ちないように拾い上げられる(認識マークが確認できる程度まで泥は落とせる)。確認後のボールは元の箇所にリプレース。別のプレーヤーの球であっても同様だ。旧ルールのようなマーカーや同伴競技者の立ち合いは不要。
また、プレーヤーが球を確認する合理的な必要性がないのに、自分の球の箇所をマークせずに拾い上げたり、認められていないのにその球をふいた場合は1罰打となる(規則7.3参照)。
ちなみに間違って取り替えられた球をプレーした、または規則7.3に違反して誤所から球をプレーしたことに対する罰は2罰打となる。
その際はボールの位置をマークしてから、ついている泥などが落ちないように拾い上げられる(認識マークが確認できる程度まで泥は落とせる)。確認後のボールは元の箇所にリプレース。別のプレーヤーの球であっても同様だ。旧ルールのようなマーカーや同伴競技者の立ち合いは不要。
また、プレーヤーが球を確認する合理的な必要性がないのに、自分の球の箇所をマークせずに拾い上げたり、認められていないのにその球をふいた場合は1罰打となる(規則7.3参照)。
ちなみに間違って取り替えられた球をプレーした、または規則7.3に違反して誤所から球をプレーしたことに対する罰は2罰打となる。
2.ボールを捜す時間は5分から3分に短縮
林や深いラフなどにボールが入ってしまったとき、捜す時間は3分(現行ルールは5分)。ボールが3分以内に見つかっても、それがプレーヤーのものか確認できない場合、3分を経過した後でもプレーヤーがそのボールに近づいて確認をする合理的な時間は認められる。3分以内に見つからない場合は紛失球となる(規則18.2参照)。
紛失球となった場合、プレーヤーは1罰打を加え、直前のストロークを行った所から球をプレーすることによってストロークと距離の救済を受けなければならない(規則14.6参照)。
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3.旗竿をホールに残したままストロークすることを決めてから打ったボールは、旗竿に当たっても無罰
新ルールでは、プレーヤーが旗竿をホールに残したままストロークすることを決めてから打ったボールは、旗竿に当たっても無罰。
ただし、残しておくことにしていたにもかかわらず、ボールが旗竿に当たりそうだからとキャディが勝手に旗竿を抜いてしまったらプレーヤーに2罰打が課せられる。同様に、同伴競技者が勝手に旗竿を抜いてしまった場合には同伴競技者に2罰打。
なお、合理的に考えて明らかにボールが旗竿に当たらないと分かってから抜いた場合は、罰はない(規則13.2a参照)。
【関連ルール&マナー】
旗竿とホールの間に挟まっていた球を誤って外に弾き出したときの対処法は?
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ただし、残しておくことにしていたにもかかわらず、ボールが旗竿に当たりそうだからとキャディが勝手に旗竿を抜いてしまったらプレーヤーに2罰打が課せられる。同様に、同伴競技者が勝手に旗竿を抜いてしまった場合には同伴競技者に2罰打。
なお、合理的に考えて明らかにボールが旗竿に当たらないと分かってから抜いた場合は、罰はない(規則13.2a参照)。
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4.飛球線後方にキャディが立ってアドレス確認するのは2罰打
旧ルールでは、ショット時までに飛球線後方からキャディ(ダブルス戦の仲間を含む)がどけば無罰であったが、新ルールではプレーヤーがストロークのためのスタンスをとり始めてからの後方からの確認は認められない。
この場合の「ストロークのためのスタンス」とは、一度スタンスを取ったとしても、そこから一度アドレスを外せば、ストロークのためにスタンスを取ったとみなさない。つまり、キャディがボールの飛球線後方に立ってしまっていた場合でも、プレーヤーが一度スタンスをほどくことによって、ペナルティを科すことはない。
そのため"故意"ではなく、"誤って"立ってしまった場合にはペナルティはない。
プレーヤーがストロークのためにスタンスを開始しているときにキャディが飛球線後方に立っていたとしても、キャディがプレーヤーではなく別の方向を向いていて、気づいていない場合やプレーヤーがスタンスを取り始めた段階で、キャディが残りヤードを計算していたり、何か別のタスクにかかっている場合は、"誤って"立ってしまったと認識されてペナルティはない。
アマチュアにはほとんど関係のないルールだが、プロはセットアップのルーティンの変更が求められることになる(規則10.2b参照)。
この場合の「ストロークのためのスタンス」とは、一度スタンスを取ったとしても、そこから一度アドレスを外せば、ストロークのためにスタンスを取ったとみなさない。つまり、キャディがボールの飛球線後方に立ってしまっていた場合でも、プレーヤーが一度スタンスをほどくことによって、ペナルティを科すことはない。
そのため"故意"ではなく、"誤って"立ってしまった場合にはペナルティはない。
プレーヤーがストロークのためにスタンスを開始しているときにキャディが飛球線後方に立っていたとしても、キャディがプレーヤーではなく別の方向を向いていて、気づいていない場合やプレーヤーがスタンスを取り始めた段階で、キャディが残りヤードを計算していたり、何か別のタスクにかかっている場合は、"誤って"立ってしまったと認識されてペナルティはない。
アマチュアにはほとんど関係のないルールだが、プロはセットアップのルーティンの変更が求められることになる(規則10.2b参照)。
5.ドロップはヒザの高さからプレーヤーや用具に触れないように真下に
ボールのドロップは、真っすぐ立ったときのプレーヤーのヒザの高さから真下に落とすことになる。
ヒザの高さからであっても、ボールを投げる、回転をかける、転がすなどの行為をしたり、ボールが落ちている間に体の一部や携帯品に当たった場合は、ドロップはやり直し。
旧ルールの「肩の高さにボールを持って腕を伸ばしたままドロップ」しても、やはり間違った方法としてドロップし直さなければならない。
間違ったドロップ方法をした場合は、何度でもドロップのやり直しが必要である。もし、間違ったドロップ方法のボールをそのままプレーした場合、救済エリアからの場合は1罰打、救済エリア外からプレーした場合は2罰打となる(規則14.3b参照)。
また、ドロップの際にボールを変更することも可能(規則14.3a参照)。
ヒザの高さからであっても、ボールを投げる、回転をかける、転がすなどの行為をしたり、ボールが落ちている間に体の一部や携帯品に当たった場合は、ドロップはやり直し。
旧ルールの「肩の高さにボールを持って腕を伸ばしたままドロップ」しても、やはり間違った方法としてドロップし直さなければならない。
間違ったドロップ方法をした場合は、何度でもドロップのやり直しが必要である。もし、間違ったドロップ方法のボールをそのままプレーした場合、救済エリアからの場合は1罰打、救済エリア外からプレーした場合は2罰打となる(規則14.3b参照)。
また、ドロップの際にボールを変更することも可能(規則14.3a参照)。
6.クラブレングスは、パターを除く最も長いクラブが目安
旧ルールでは、ラウンド時にクラブバッグにあるクラブはどれを使ってもよかったが、クラブレングスに使用するクラブはパターを除く最も長いクラブとなる。
断定はできないが、たいていのプレーヤーはドライバーということになるだろう。
しかし、必ずしもその最も長いクラブ(ドライバー)を地面に置いて計測しなければならないわけではない。クラブを置かずに推定したり、短いクラブを使って最も長いクラブの長さを推定して測定することが可能だ(2019ゴルフ規則よくある質問の救済エリアのサイズの決定1参照)。
ただし、次の2つの事を満たす必要がある。
1:最も長いクラブで決めた場合の救済エリアの範囲内にドロップした球が落ちること。
2:最も長いクラブで決めた場合の救済エリアの範囲内にドロップした球が止まること。
(規則 14.3b,c 2019 ゴルフ規則動画参照)
つまり、最も長いクラブ(ほとんどの人がドライバー)を持っていって毎回正確に測定する必要はないが、クラブレングスの長さは最も長いクラブを推定して計測する必要がある。次に使うクラブを使う場合は、1番長いクラブの長さとの差異を予測して計測することになる。
池にボールが落ちて救済エリアの基点を特定する場合など、箇所、点、線、区域、距離を推定したり計測するときには、プレーヤーの合理的な判断の下に決めればOK。あとでそれが誤っていたと判明しても罰にはならない。
断定はできないが、たいていのプレーヤーはドライバーということになるだろう。
しかし、必ずしもその最も長いクラブ(ドライバー)を地面に置いて計測しなければならないわけではない。クラブを置かずに推定したり、短いクラブを使って最も長いクラブの長さを推定して測定することが可能だ(2019ゴルフ規則よくある質問の救済エリアのサイズの決定1参照)。
ただし、次の2つの事を満たす必要がある。
1:最も長いクラブで決めた場合の救済エリアの範囲内にドロップした球が落ちること。
2:最も長いクラブで決めた場合の救済エリアの範囲内にドロップした球が止まること。
(規則 14.3b,c 2019 ゴルフ規則動画参照)
つまり、最も長いクラブ(ほとんどの人がドライバー)を持っていって毎回正確に測定する必要はないが、クラブレングスの長さは最も長いクラブを推定して計測する必要がある。次に使うクラブを使う場合は、1番長いクラブの長さとの差異を予測して計測することになる。
池にボールが落ちて救済エリアの基点を特定する場合など、箇所、点、線、区域、距離を推定したり計測するときには、プレーヤーの合理的な判断の下に決めればOK。あとでそれが誤っていたと判明しても罰にはならない。
7.ドロップしたボールは救済エリア内に落ちて、かつそのエリア内に止まらないといけない。
旧ルールでは、救済地点から1または2クラブレングス以内にドロップした場合、その区域の外まで転がっても2クラブレングス以内までならインプレーとなっていた。
しかし、新ルールでは正しい方法でドロップをしても、
1.救済エリア内からボールが出て止まってしまった
2.救済エリアの外にボールが落ちてからエリア内に転がり込んできて止まった
という場合は再ドロップが必要。
ただし、一度救済エリア内にボールが落ちた後に偶然に人や用具または同伴競技者、そのキャディ、動物などに触れても誰にも罰はなく、救済エリア内にボールが止まっていればインプレーである。
1のケースで再ドロップしても救済エリア内に止まらなかったら、2度目のドロップで最初に地面に触れた地点にプレースとなる。
2のケースはドロップ自体が間違っているので、救済エリア内にボールを落とすように注意してドロップし直し。
なお、救済エリアから出たボールをそのままプレーすると、誤所からのプレーで2罰打となる(規則14.3c参照)。
しかし、新ルールでは正しい方法でドロップをしても、
1.救済エリア内からボールが出て止まってしまった
2.救済エリアの外にボールが落ちてからエリア内に転がり込んできて止まった
という場合は再ドロップが必要。
ただし、一度救済エリア内にボールが落ちた後に偶然に人や用具または同伴競技者、そのキャディ、動物などに触れても誰にも罰はなく、救済エリア内にボールが止まっていればインプレーである。
1のケースで再ドロップしても救済エリア内に止まらなかったら、2度目のドロップで最初に地面に触れた地点にプレースとなる。
2のケースはドロップ自体が間違っているので、救済エリア内にボールを落とすように注意してドロップし直し。
なお、救済エリアから出たボールをそのままプレーすると、誤所からのプレーで2罰打となる(規則14.3c参照)。
8.リプレースする場所が明確でない場合は、その箇所を推測してリプレース
ボールを捜しているときに偶然動かしてしまった場合などは、リプレースする場所が明確に分からないこともある。
その場合、プレーヤーが合理的な判断の下に場所を推定し、そこにリプレースすればよい。ドロップする必要はない(規則14.2c参照)。
その場合、プレーヤーが合理的な判断の下に場所を推定し、そこにリプレースすればよい。ドロップする必要はない(規則14.2c参照)。
9.ボールを捜しているときに偶然、動かしても罰はなくなる
林やラフや草むら、枯れ葉の積もっている中などでボールを捜しているときに、プレーヤーや自分のキャディ、同伴競技者などが、うっかりボールを動かしてしまうケースがある。
そのボールは元の位置にリプレースすれば、誰にも罰は科せられない。なお、リプレースせずに動いた位置からプレーしてしまうと2罰打になる(規則7.4参照)。
そのボールは元の位置にリプレースすれば、誰にも罰は科せられない。なお、リプレースせずに動いた位置からプレーしてしまうと2罰打になる(規則7.4参照)。
10.打ったボールが自分や自分の携帯品に偶然当たっても罰はなくなる
パッティンググリーン以外から打ったボールが偶然、自分のキャディ、携帯品や用具、同伴競技者との共用物(カートなど)に当たったり、ボールが跳ね返ってプレーヤー自身に当たったりしても罰はなく、プレーはボールが止まった場所から続ける。
ただしパッティング時に人や動物、動いているボールに当たった場合は、ストロークを取り消して元の場所にボールをリプレースして打ち直しとなる。
また、パッティンググリーン上で他のボールが止まっているときにパッティングをして当たった場合はプレーヤーに2罰打がつく。さらにそのストロークの前にその両方の球がパッティンググリーンにあった場合は、そのプレーヤーは2罰打を受けることとなる(規則11.1参照)。
ただしパッティング時に人や動物、動いているボールに当たった場合は、ストロークを取り消して元の場所にボールをリプレースして打ち直しとなる。
また、パッティンググリーン上で他のボールが止まっているときにパッティングをして当たった場合はプレーヤーに2罰打がつく。さらにそのストロークの前にその両方の球がパッティンググリーンにあった場合は、そのプレーヤーは2罰打を受けることとなる(規則11.1参照)。
11.地面に食い込んだボールはジェネラルエリアであれば無罰で救済
旧ルールではフェアウェイのみの救済が可能だったが、新ルールではエリアが広がり、ジェネラルエリアの地面に食い込んでいるボールは罰なしに救済を受けられる。
地面に食い込んでいた場所の直後を基点に、1クラブレングス以内のジェネラルエリアにドロップとなる。(規則16.3参照)。
ちなみに"地面に食い込んでいる"とは、球が土に触れていないという事実にかかわらず、球の一部が地表面以下にあることを指す。
地面に食い込んでいた場所の直後を基点に、1クラブレングス以内のジェネラルエリアにドロップとなる。(規則16.3参照)。
ちなみに"地面に食い込んでいる"とは、球が土に触れていないという事実にかかわらず、球の一部が地表面以下にあることを指す。
12.罰なしの救済であってもボールの取り替えができる
ルールに基づいて救済を受ける場合は、ボールを別のボールに取り替えることができる。
カート道路がプレーの意図する区域にあったり、ボールが修理地やカジュアルウォーター内にあったり、地面に食い込んでいる場合などでの罰なしの救済であっても取り替えられる。
カート道路がプレーの意図する区域にあったり、ボールが修理地やカジュアルウォーター内にあったり、地面に食い込んでいる場合などでの罰なしの救済であっても取り替えられる。
13.怒ってラウンド中に損傷したクラブは、そのまま使うか修理するかの2択
プレー中に、
1.地面に叩きつける、怒って放り投げる
2.シャフトやヘッドがスイング中に偶然、木や石、人工物などに当たる、キャディが落とすなど、
理由を問わずに自分の責任で損傷したクラブは、壊れたまま使うか、遅延することなく修理するかの2択になる。
なお、他の人や風、水、重力、動物、自然物、人工物などによってクラブが損傷した場合は、遅延や同じコースでプレー中の競技者から借りる、ラウンド中にそのプレーヤーのために誰かが運んでいた部品からクラブを組み立てることをしなければクラブを取り替えることができる(規則4.1参照)。
1.地面に叩きつける、怒って放り投げる
2.シャフトやヘッドがスイング中に偶然、木や石、人工物などに当たる、キャディが落とすなど、
理由を問わずに自分の責任で損傷したクラブは、壊れたまま使うか、遅延することなく修理するかの2択になる。
なお、他の人や風、水、重力、動物、自然物、人工物などによってクラブが損傷した場合は、遅延や同じコースでプレー中の競技者から借りる、ラウンド中にそのプレーヤーのために誰かが運んでいた部品からクラブを組み立てることをしなければクラブを取り替えることができる(規則4.1参照)。
14.2度打ちは罰打がなくなりあるがままにプレー続行
ラフからのショットなどではまれに、一度のスイングで偶然2回以上、クラブがボールに当たることがある(俗に「2度打ち」という現象)。
旧ルールでは1罰打が科せられたが、新ルールでは罰はなく、1回のストロークとなり、ボールが止まった場所からプレーを続けることになる(規則10.1a参照)。
旧ルールでは1罰打が科せられたが、新ルールでは罰はなく、1回のストロークとなり、ボールが止まった場所からプレーを続けることになる(規則10.1a参照)。
15.【推奨プレー】自分の打順がきたら40秒以内に打とう
ラウンド中は同伴競技者や後続の組のことも考え、できるだけ速やかなペースでプレーすべきなのは、ご承知のとおり。
ボールのところに行くまで、ホール間など、常にプレーファストの意識が大事。そして今回、規則の中に明記されたのが「障害や気を散らすものがなく、プレーできるようになってから『40秒』以内に打つ」という具体的な推奨時間。
簡単にいうと「自分の打順がきたら40秒で打って」ということ。一度、自分のプレースピードを測ってみるのもいいかもしれない(規則5.6b参照)。
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ボールのところに行くまで、ホール間など、常にプレーファストの意識が大事。そして今回、規則の中に明記されたのが「障害や気を散らすものがなく、プレーできるようになってから『40秒』以内に打つ」という具体的な推奨時間。
簡単にいうと「自分の打順がきたら40秒で打って」ということ。一度、自分のプレースピードを測ってみるのもいいかもしれない(規則5.6b参照)。
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