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    石川遼ら男子プロが伝授! 2019年からの新ルールで「意外に困る」3場面克服法

    石川遼ら男子プロが伝授! 2019年からの新ルールで「意外に困る」3場面克服法

    配信日時:2019年12月25日 08時00分

    • ゴルフライフ
    目次 / index
    • 石川遼は人差し指と中指でボールを挟んでとる
    • 重永亜斗夢は、石川と同様に挟んでとる。
    • 市原弘大「ドライバーを持っていき測定します」
    • 梅山知宏「クラブレングスとニヤレストポイントを測定するクラブの違いに要注意!」
    • (写真:2019年規則書)
    この記事の写真 9 枚を見る
    2019年、大幅に改定されたゴルフのルール。新ルールでラウンドすると、実はちょっとしたことで困る場面がいくつか出ている。そこで今回、石川遼ら男子プロに「困った場面」の対処法を伝授してもらった。

    1.旗竿を立てたままカップインしたボールの取り方

    新ルールでは、旗竿(はたざお)を立てたままパッティングしてもいいことになった(規則13.2a参照)。
    旗竿(はたざお)をいちいち抜かずにパッティングできるのは時間短縮になるが、カップインしたボールを取るときに手を入れる幅が狭く、いちいちしゃがんだり、手が入らずにカップのふちを損傷しがちという声も聞く。さて、男子プロはどうしている?


    Q.旗竿を立てたままカップインしたボールを取るときに、カップのふちを損傷せずにスムーズにボールを取る方法は?

    A.石川遼「人差し指と中指の2本でボールを挟んでとる」
    ボールが手前にあったとして、親指はカップの外にして人差し指と中指の2本でとる。
    石川遼は人差し指と中指でボールを挟んでとる

    石川遼は人差し指と中指でボールを挟んでとる


    B. 重永亜斗夢「指と指の間を開いてボールを挟んでとる」
    カップのふちに当たらないように指を入れて、(石川同様に)ボールを挟んでとる。
    重永亜斗夢は、石川と同様に挟んでとる。
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    重永亜斗夢は、石川と同様に挟んでとる。

    C.片岡大育「中指と薬指で挟んでとる」
    石川や重永同様に、指で挟んでボールをとるところは一緒。
    ただ、使う指が中指と薬指というのが違う点。

    D.浅地洋佑「ピンに手を巻きつけるようにとる」
    ピンに手を巻きつけるようにすると、ボールがうまく取れる。
    取ったあとにボールを挟んでカップから出す。

    E.池田勇太「手のひらをピンに向けてとる」
    どこにボールがあっても手のひらをピンに向けるようにしてとれば、カップのふちを傷つけない。そのあとはボールを挟んでカップから出す。


    【結果】
    ボールの取り方はさまざまだが、指でボールを挟んでとるプロが多い結果となった。ボールをつかもうとせずに、指をトングのようにして挟むことで、カップのふちに手の甲や側面が当たるのを防ぎ、損傷させずに済むというわけだ。

    2.クラブレングスの測定方法

    新ルールでは、クラブレングスを測定するときに使うクラブはパターを除く最も長いクラブとなった。断定はできないが、たいていのプレーヤーはドライバーになるだろう。ちなみに必ずしも、その最も長いクラブ(ドライバー)を地面に置いて計測しなければならないわけではない。クラブを置かずに推定したり、短いクラブを使って最も長いクラブの長さを推定して測定することが可能だ(2019ゴルフ規則よくある質問の救済エリアのサイズの決定1参照)。そのため、必ずしも最も長いクラブを持っていく必要はないのが実情。プロはどう測定しているのか聞いてみた。


    Q.クラブレングスを測定するときは最も長いクラブを必ず持っていく?

    A.聞いたプロ全員、最も長いクラブ(ドライバー)を必ず持っていき測定している。
    市原弘大「ドライバーを持っていき測定します」

    市原弘大「ドライバーを持っていき測定します」


    B.梅山知宏「注意すべきはニヤレストポイントを決めるクラブ」

    クラブレングスの測定はドライバーだが、注意すべきはニヤレストポイントを決めるクラブ。救済エリアを決めるクラブと同じく最も長いクラブで測定しがちだが、次に使うクラブで測定することに注意!

    ☆ニヤレストポイントを決める方法
    梅山知宏「クラブレングスとニヤレストポイントを測定するクラブの違いに要注意!」

    梅山知宏「クラブレングスとニヤレストポイントを測定するクラブの違いに要注意!」



    【結果】
    クラブレングスを測定する必要がある場合は、プロは最も長いクラブ(ドライバー)を必ず持っていく。スピード短縮を考えると、そのようなケースが想定される場合はドライバーも持参したほうがいいだろう。梅山のいうとおりニヤレストポイントを決めるクラブは、次に使うクラブを使用することに注意が必要だ。

    3.ヒザの高さからのドロップの方法

    新ルールでは、ドロップの高さは「真っすぐ立ったときのプレーヤーのヒザの高さから真下に落とす」に変更となった。旧ルールの「肩の高さにボールを持って腕を伸ばしたままドロップ」をした場合、間違った方法としてドロップし直す必要がある(規則14.3b参照)。新ルールの正しいドロップの方法だが、ゴルフ規則書に以下のように記載されている。
    (写真:2019年規則書)

    (写真:2019年規則書)

    立ったまま、もしくはしゃがんで膝を立ててドロップするのか、どちらがやりやすいのか聞いてみた。


    Q.立ったまま? しゃがんでドロップする?

    A. 梅山知宏「基本的には立ったままドロップ。しゃがむのは格好悪い……。」
    しゃがんでドロップするのは見映えが悪いので、基本は立ったままドロップする。ボールが落ちている間に体やなにか物に当たった場合、ドロップはやり直しとなるので、特に足に当たらないように注意する。
    梅山知宏「見映えの問題で立ったままドロップします」
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    梅山知宏「見映えの問題で立ったままドロップします」


    【結果】
    しゃがむよりも立ったままドロップするプロが、見映えの問題で多い結果となった。ドロップするときは、体やなにか物に当たった場合や救済エリア内に落ちて、かつそのエリア内に止まらないと再ドロップが必要なので要注意だ。

    ☆再ドロップが必要なときはどんな場合?
    連載

    2019年ゴルフ新ルールはここが変わった!

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