肩甲骨をハメれば手打ちを防げる! あなたに合うのは前回し? 後ろ回し?
手首の角度を見るだけで自分に合うのがハンドダウンかハンドアップか分かる!? 信じられないような新理論「パワーコネクティング」であなたに合ったアドレスを見つけよう。
配信日時:2024年7月17日 22時45分
「もう少しハンドダウンにした方がいいよ」「フックグリップの方が力が入るよ」などなど、いろいろとアドバイスをもらってもどこかしっくりこない……そんな経験はないだろうか? 川崎志穂などを教える平尾貴幸氏は「人によって力の入る角度や負担の少ない姿勢は違います。100人いれば100通りの打ち方があるのです。パワーコネクティング(※1)ならあなたの力を引き出せるアドレスを見つけられますよ」という。今回は、アドレスに入る際、肩を前後どちらに回すと力が入るかを調べる方法を川崎と平尾氏が教えてくれた。
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平尾:ショルダーパッキングをご存じでしょうか? 肩甲骨を適切なポジションにハメることで、介護の現場でお年寄りを立ち上がらせるときなどにも応用されるテクニックです。
川崎:それとゴルフにどういった関係が?
平尾:ショルダーパッキングすることによって、腕と体が一体化した感覚でスイングできるようになるんです。選手たちを見ていると、アドレスに入るときに肩を少し回していると思います。あれがショルダーパッキングですね。
川崎:確かに! 松山英樹選手も肩を前に回していますよね!
平尾:後ろ回しでハメるのが一般的ですが、前回しでハマりやすい人もいます。自分にどちらが合っているかは、肩を後ろに回してからと、前に回してから基本姿勢(※2)を取って引っ張ってもらい、力の入り具合を比べてください。
川崎:私は後ろ回しにしたときの方が力が入りますね! 引っ張られても踏ん張れます。でも、前回しだとすぐに動いてしまいます。
腕と体が一体化すると、手打ち防止にもつながりますよ! ぜひ試してみてくださいね!
■川崎志穂
かわさき・しほ/1996年生まれ、千葉県出身。2017年にプロ入り。身長170センチの長身から放たれる260ヤード越えのロングドライブが武器。ミツウロコグループ所属。
■平尾貴幸
ひらお・たかゆき/1979年生まれ。日本大学ゴルフ部出身で25歳からレッスン活動をスタート。川崎志穂を17歳から指導し、新垣比菜などのコーチも務めた。PGAティーチングプロA級取得。
(※1)
野球、バスケットボール、格闘技などあらゆるスポーツで話題になっている新しい運動理論。力が入りやすく、体が動きやすい姿勢は一人一人違っていることを前提として、一人一人に合ったポジションを提唱する。
(※2)
両ヒジを90度くらいに曲げて体に付け、腰を少し落とすのがパワーコネクティングの基本姿勢。この姿勢で引っ張ってもらい、力が入るかどうかをチェックする。
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