冬はボールが飛ばないのが当たり前。飛ばない理由は体がまわらない、ボールが冷たくて潰れないので飛ばないというのが理由です。冬こそ飛ばすというのは、冬の間に飛ばない状況で鍛えておいて来年一年間飛ばしましょうということなのです。

　冬の間にやるトレーニングとしては、マスコットバット、マスコットクラブ(普通のクラブの倍くらい重いもの)を振って鍛えておくと来春、本当の春が来るでしょう。クラブは300g台のものが多いですから600〜800gくらいのものを振っておきます。バットでも、クラブでも良いのですが、ゴルフスイングで、しっかりと体を回して腕を使った振りをしておきましょう。

　下半身を鍛えておきましょうというのが、僕のテーマです。スクワットするも良し、ダッシュするも良し、長距離のジョギングするのも良しです。スクワット、ダッシュは瞬発力を鍛えるトレーニングになります。長距離のジョギングをすると体脂肪を燃やし、ダイエットに効果的で、スイングのキレにもつながってきます。飛ばすためにはスクワットかダッシュをお勧めします。スクワットかダッシュをする場所が無いという人は、エレベーターを階段に代えてはいかがでしょうか？これだけでも十分筋トレになるんですよ。僕が105kgあったときは瞬発力というよりも重さ、パワーで飛ばしていましたが、90kgの今は体が軽すぎるくらいで回転もしやすいので、理想的なスイングをするのに最適になりました。ただ、体重が軽くなるとインパクトの重さが軽くなるので、衝撃が弱くなったというか、スイングの速さ、キレで勝負するようになりました。ところが、アイアンショットなどはキレを必要とするのでスイングをしやすくなったというか、スイングスピード、キレは良くなりましたよ。

　冬は寒いのもそうですが、オフシーズンということで、ラウンド回数も減ると思います。ラウンドが減るということはとりあえずのナイスショットの回数を増やさなくても良いという事なのです。ということはですよ、大幅にスイング改造、肉体改造を出来る時間ができたということなんです。この機会に筋肉痛になっても良いですし、筋肉痛になっても明日のゴルフで良いスコアを出すこともないし、スイングを改造中で今までよりもスコアが悪くなったって良いわけなんです。要は、来春のゴルフ初めのときに今までよりも20ヤード飛ぶようになってれば良いし、スイングも狙ったところに打てるスイングに改造できていれば良いわけですから、思い切ってトレーニング、スイング改造に取り組んで欲しいのです。

　この冬、一生懸命頑張った人は来シーズン一年、楽しい思いをする事が出来ますし、逆に努力しなかった人は来シーズンも今年と全く同じゴルフをするしかないのです。冬こそトレーニングに励んで来年一年楽しくゴルフ出来るように頑張ってみましょう!!