スイング中にワキは両方締めたらダメ!? どちらを締めるべきかは腕組みで分かる!
信じられないような新理論「パワーコネクティング」であなたに合ったアドレスを見つけよう。
配信日時:2024年7月23日 02時15分
「もう少しハンドダウンにした方がいいよ」「フックグリップの方が力が入るよ」などなど、いろいろとアドバイスをもらってもどこかしっくりこない……そんな経験はないだろうか? 川崎志穂などを教える平尾貴幸氏は「人によって力の入る角度や負担の少ない姿勢は違います。100人いれば100通りの打ち方があるのです。パワーコネクティング(※1)ならあなたの力を引き出せるアドレスを見つけられますよ」という。今回は、アドレスに入る際、肩を前後どちらに回すと力が入るかを調べる方法を川崎と平尾氏が教えてくれた。
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平尾:アドレスしたときに「ワキを締めろ」というレッスンがありますが、両ワキをギュッと締めてしまうと体を動かしにくくなります。だからプロは無意識のうちに右ワキだけを締めたり、左ワキだけを締めたりしています。
川崎:あまり気にしたことありませんでしたが、どちらかといえば右ワキを締めているかもしれません。
平尾:右ワキを締めた方がパワーを出せる人もいれば、左ワキを締めた方が力が入る人もいます。あなたがどちらのタイプかを見極めるのは簡単で、何も考えずに腕を組んでみてください。どちらの腕が上にありますか?
川崎:私は左腕が上、右腕が下ですね。
平尾:そうであれば、右ワキを締めた方が力が出るタイプです。右腕が上になる人は、左ワキを締めた方が力が出ますよ。より正確に診断するのであれば、左手首を右手首の上に置いた基本姿勢(※2)と、右手首を左手首の上に置いた基本姿勢で引っ張ってもらい、力の入り具合を比べてください。左手首を右手首の上に置いた方が力が入るなら右ワキを、右手首を左手首の上に置いた方が力が入るなら左わきを締めましょう。
川崎:実際にやって比べるとよく分かりますが、下になっている腕がの方ワキが自然と締まりますね。あなたはどっちでしたか?ぜひ試してみてくださいね!
■川崎志穂
かわさき・しほ/1996年生まれ、千葉県出身。2017年にプロ入り。身長170センチの長身から放たれる260ヤード越えのロングドライブが武器。ミツウロコグループ所属。
■平尾貴幸
ひらお・たかゆき/1979年生まれ。日本大学ゴルフ部出身で25歳からレッスン活動をスタート。川崎志穂を17歳から指導し、新垣比菜などのコーチも務めた。PGAティーチングプロA級取得。
(※1)
野球、バスケットボール、格闘技などあらゆるスポーツで話題になっている新しい運動理論。力が入りやすく、体が動きやすい姿勢は一人一人違っていることを前提として、一人一人に合ったポジションを提唱する。
(※2)
両ヒジを90度くらいに曲げて体に付け、腰を少し落とすのがパワーコネクティングの基本姿勢。この姿勢で引っ張ってもらい、力が入るかどうかをチェックする。
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