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    『バンカー=SW』と思い込んでいませんか? ルーキー政田夢乃は「AWのほうが簡単です」

    昨年、5度目の挑戦で合格率3%といわれるJLPGAプロテストを突破した政田夢乃。今季はルーキーとして迎える23歳のレッスンが、バンカーに悩む一般ゴルファーを救うかもしれない。

    所属 ALBA Net編集部
    ALBA Net編集部 / ALBA Net

    配信日時:2024年1月17日 04時00分

    • レッスン
    • バンカー
    • 政田夢乃
    政田夢乃のバンカーの基本はアプローチウェッジと9番アイアン!?
    政田夢乃のバンカーの基本はアプローチウェッジと9番アイアン!? (撮影:田中宏幸)
    • 30ヤード以内のバンカーではアプローチウェッジを選択。ボール位置は左足寄り。左足だけオープンにしてフェースはスクエアにセットする
    • 写真のようにグリップは短く握り、腰をあまり落とさずに構える
    • バンカー脱出の基本は同じ。ボールの1個手前にヘッドを落とす
    • アプローチウェッジを使うため、振り幅は小さくできる。トップは肩の高さで止める意識。確実にボールの1個手前に打ち込むため、大きな体重移動は避ける
    • フォローでヘッドを低く出していくことで入射角が安定し、ボールをしっかり飛ばすことができる
    • 30ヤード以内のバンカーショット。バックスイングで右に頭を動かさないように意識しながら、トップは肩の高さで止める意識でコンパクトに。フォローではヘッドを低く出していく
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    30ヤード以内のバンカーではアプローチウェッジを選択。ボール位置は左足寄り。左足だけオープンにしてフェースはスクエアにセットする
    写真のようにグリップは短く握り、腰をあまり落とさずに構える
    バンカー脱出の基本は同じ。ボールの1個手前にヘッドを落とす
    アプローチウェッジを使うため、振り幅は小さくできる。トップは肩の高さで止める意識。確実にボールの1個手前に打ち込むため、大きな体重移動は避ける
    フォローでヘッドを低く出していくことで入射角が安定し、ボールをしっかり飛ばすことができる
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    30ヤード以内のバンカーではアプローチウェッジを選択。ボール位置は左足寄り。左足だけオープンにしてフェースはスクエアにセットする (撮影:田中宏幸)

    昨年、5度目の挑戦で合格率3%といわれるJLPGAプロテストを突破した政田夢乃。今季は下部のステップ・アップ・ツアーからの飛躍が期待される。そんなルーキーのバンカーショットの考え方が、一般ゴルファーに合うかもしれない。サンドウェッジよりも54度のアプローチウェッジのほうが簡単だというのだ。

    ■30ヤード以内はアプローチウェッジで打つ
     
    「バンカーは唯一、ダフってもいいショットです。難しいことは考えずにボールの1個手前にヘッドを落とすだけでいい。でもサンドウェッジだと力も必要だし、振り幅も大きくなるからミスしやすい。ヘッドの落としどころを一定にするために、私は30ヤード以内ならアプローチウェッジを使って小さい振り幅で打っています。大きく振らなくてもいいから、サンドウェッジで打つよりも心理的プレッシャーが少ないんです」
     
    バンカーショットは砂ごとボールを飛ばすため、普通のアプローチの3倍の距離感で打てと言われる。つまり、バンカーから15ヤード飛ばすためには、フェアウェイから50ヤード打つくらいの力加減が必要なのだ。バンカーが苦手な一般ゴルファーが多いのは、練習不足から思い切って振れないところにも理由がある。政田のバンカーショットでは、アプローチウェッジはサンドウェッジよりもロフトが立っているため、3倍まで振らなくてもキャリーが出せるというわけだ。
     
    しかも、アドレスでは左足だけオープンにして、フェースはスクエア。少し短くは握るが、腰を大きく落としたり、“バンカー特有”の特別な構え方をするわけではない。スイングでは右への体重移動は行わずに頭の位置をキープしたまま振ることで「ボールの1個手前」にヘッドを落としやすくなる。それに加えて、「フォローでヘッドを低く出すこと」もバンカーから一発で脱出させるポイントとなる。

    30ヤード以内のバンカーショット。バックスイングで右に頭を動かさないように意識しながら、トップは肩の高さで止める意識でコンパクトに。フォローではヘッドを低く出していく
    30ヤード以内のバンカーショット。バックスイングで右に頭を動かさないように意識しながら、トップは肩の高さで止める意識でコンパクトに。フォローではヘッドを低く出していく
    30ヤード以内のバンカーショット。バックスイングで右に頭を動かさないように意識しながら、トップは肩の高さで止める意識でコンパクトに。フォローではヘッドを低く出していく
    30ヤード以内のバンカーショット。バックスイングで右に頭を動かさないように意識しながら、トップは肩の高さで止める意識でコンパクトに。フォローではヘッドを低く出していく
    30ヤード以内のバンカーショット。バックスイングで右に頭を動かさないように意識しながら、トップは肩の高さで止める意識でコンパクトに。フォローではヘッドを低く出していく
    30ヤード以内のバンカーショット。バックスイングで右に頭を動かさないように意識しながら、トップは肩の高さで止める意識でコンパクトに。フォローではヘッドを低く出していく
    30ヤード以内のバンカーショット。バックスイングで右に頭を動かさないように意識しながら、トップは肩の高さで止める意識でコンパクトに。フォローではヘッドを低く出していく
    30ヤード以内のバンカーショット。バックスイングで右に頭を動かさないように意識しながら、トップは肩の高さで止める意識でコンパクトに。フォローではヘッドを低く出していく
    30ヤード以内のバンカーショット。バックスイングで右に頭を動かさないように意識しながら、トップは肩の高さで止める意識でコンパクトに。フォローではヘッドを低く出していく
    30ヤード以内のバンカーショット。バックスイングで右に頭を動かさないように意識しながら、トップは肩の高さで止める意識でコンパクトに。フォローではヘッドを低く出していく
    30ヤード以内のバンカーショット。バックスイングで右に頭を動かさないように意識しながら、トップは肩の高さで止める意識でコンパクトに。フォローではヘッドを低く出していく
    30ヤード以内のバンカーショット。バックスイングで右に頭を動かさないように意識しながら、トップは肩の高さで止める意識でコンパクトに。フォローではヘッドを低く出していく
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    30ヤード以内のバンカーショット。バックスイングで右に頭を動かさないように意識しながら、トップは肩の高さで止める意識でコンパクトに。フォローではヘッドを低く出していく (撮影:田中宏幸)
    ピンまで50ヤードと距離が長いときは、9番アイアンを使う

    ピンまで50ヤードと距離が長いときは、9番アイアンを使う (撮影:田中宏幸)

    ■50ヤードの遠いバンカーは9番アイアン
     
    次にピンまで50ヤードと遠いときはどうするのか。ツアープロでもピンに寄せるのは難しいため、一般ゴルファーならグリーンに乗れば合格点だろう。「今平周吾さんにロフトが立ったクラブでのバンカーショットを教わったんですけど、この距離はウェッジよりも9番アイアンを使うほうが絶対に簡単!」と断言する。9番アイアンはアプローチウェッジよりもロフトが立っているため、それだけで飛ぶ要素はプラスされる。
     
    しかし、やはり怖いのはボールを直接打ってホームランし、グリーンを大オーバーするリスク。スタンスをオープンにしてボールを左足寄りに置くことで、確実にボールの手前にヘッドを入れることができる。ほかに30ヤード以内のバンカーと違うのは、フェースを少し開くことだ。あとは「6:4くらいの左足体重で構えて、それをキープして打つだけ」。トップでも左足体重を保つ。

    ピンまで50ヤードのバンカーでは9番アイアンを握り、スタンスを左に向けてオープンにし、フェースを少し開く
    ダフりすぎて飛ばないことを防ぐために、足は浅く埋めるだけでいい
    足を深く埋めすぎると、ダフりすぎてショートする危険がある
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    ピンまで50ヤードのバンカーでは9番アイアンを握り、スタンスを左に向けてオープンにし、フェースを少し開く (撮影:田中宏幸)

    さらに遠い距離のバンカーで政田が意識しているのはスイング軌道だ。普通、バンカーでは左に向いたスタンスなりにアウトサイド・インのカット軌道で打つのがセオリーだが、政田はインサイドから打ち込む意識を持っている。「9番アイアンでカットに打つとトップボールのミスが出やすくなります。ボディターンではなく、下半身の動きを抑えて腕のローテーションを使うと、インサイドから打ち込みやすく、ダフらせても距離を出せます」。ヘッドが刺さりすぎないように、足を砂に深く埋めないこともポイントの1つだ。
     
    9番アイアンで50ヤードを打つときも「6、7割の振り幅」とフルスイングの必要はない。弾道のイメージは「キャリーが35ヤードで、15ヤード転がす感覚」。アプローチウェッジを使った30ヤード以内のバンカーショットも、スピンを利かせてキャリーで止める弾道ではない。しかし、バンカー下手でスコアが伸び悩んでいる一般ゴルファーを救う“特効薬”になるかもしれない。

    50ヤードのバンカーショットは、9番アイアンでインサイドから打ち込む。フルショットの6、7割の力加減でフィニッシュはコンパクトに収める
    50ヤードのバンカーショットは、9番アイアンでインサイドから打ち込む。フルショットの6、7割の力加減でフィニッシュはコンパクトに収める
    50ヤードのバンカーショットは、9番アイアンでインサイドから打ち込む。フルショットの6、7割の力加減でフィニッシュはコンパクトに収める
    50ヤードのバンカーショットは、9番アイアンでインサイドから打ち込む。フルショットの6、7割の力加減でフィニッシュはコンパクトに収める
    50ヤードのバンカーショットは、9番アイアンでインサイドから打ち込む。フルショットの6、7割の力加減でフィニッシュはコンパクトに収める
    50ヤードのバンカーショットは、9番アイアンでインサイドから打ち込む。フルショットの6、7割の力加減でフィニッシュはコンパクトに収める
    50ヤードのバンカーショットは、9番アイアンでインサイドから打ち込む。フルショットの6、7割の力加減でフィニッシュはコンパクトに収める
    50ヤードのバンカーショットは、9番アイアンでインサイドから打ち込む。フルショットの6、7割の力加減でフィニッシュはコンパクトに収める
    50ヤードのバンカーショットは、9番アイアンでインサイドから打ち込む。フルショットの6、7割の力加減でフィニッシュはコンパクトに収める
    50ヤードのバンカーショットは、9番アイアンでインサイドから打ち込む。フルショットの6、7割の力加減でフィニッシュはコンパクトに収める
    50ヤードのバンカーショットは、9番アイアンでインサイドから打ち込む。フルショットの6、7割の力加減でフィニッシュはコンパクトに収める
    50ヤードのバンカーショットは、9番アイアンでインサイドから打ち込む。フルショットの6、7割の力加減でフィニッシュはコンパクトに収める
    50ヤードのバンカーショットは、9番アイアンでインサイドから打ち込む。フルショットの6、7割の力加減でフィニッシュはコンパクトに収める
    50ヤードのバンカーショットは、9番アイアンでインサイドから打ち込む。フルショットの6、7割の力加減でフィニッシュはコンパクトに収める
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    50ヤードのバンカーショットは、9番アイアンでインサイドから打ち込む。フルショットの6、7割の力加減でフィニッシュはコンパクトに収める (撮影:田中宏幸)

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