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    14本中8本がウッド系! 青木瀬令奈にアマチュアがFW・UTを上手く打てない理由を聞いてみた

    青木瀬令奈のクラブセッティングを見てみると、14本の半分以上となる8本がウッド系となっている。そんなFW・UTのスペシャリストに、クラブの選び方や、アマチュアが上手く打てない理由を聞いてみた。

    所属 ALBA Net
    下村 耕平 / Kohei Shimomura

    配信日時:2025年1月20日 06時00分

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    • フェアウェイウッドレッスン
    • 青木瀬令奈
    青木瀬令奈の14本のうち、半分以上の8本がウッド系
    青木瀬令奈の14本のうち、半分以上の8本がウッド系 (撮影:田中宏幸)
    • ドライバーの飛距離が230ヤードのため、試合では150ヤード以上残ることが多い。そのため、ウッド系の下の番手は距離の幅を狭めにして、ピンポイントで狙えるようにしている
    • 青木はFW・UTの真ん中のクラブである9番ウッドを軸に、セッティングを組み立てている。シャフトのフレックスは『6R』と軟らかい
    • 青木はFW・UTの真ん中のクラブである9番ウッドを軸に、セッティングを組み立てている。シャフトのフレックスは『6R』と軟らかい
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    2024年の女子ツアーは、竹田麗央がツアー1位の平均263ヤードの飛距離を生かし、年間8勝を挙げて年間女王に輝いた。そんなパワーゴルフ時代に、ツアー73位の平均229ヤードで9季連続のシードを獲得した青木瀬令奈。クラブセッティングを見てみると、14本の半分以上となる8本がウッド系となっている。そんなFW・UTのスペシャリストに、クラブの選び方や、アマチュアが上手く打てない理由を聞いてみた。

    【連続写真】当てにいくからミスをする! 青木瀬令奈は「ダウンブローなら勝手に滑って払い打ち」!



    24年シーズンの春先はトレーニングの成果もあって、ドライバーが250ヤードくらい飛んでいました。セカンドでは150ヤードを切って、残りは8番、9番アイアンの距離。私はアイアンよりもユーティリティの方がバーディ率が高いので、「何で150ヤード以上残らないの」って思っていました(笑)。

    それから足のケガ(腓骨神経の損傷)もあって、振らないようにしたので、ドライバーは230ヤードくらいに。ウッド系で打つ150〜210ヤードの距離が残るようになりました。

    ■3Wはカップに入れにいくクラブ

    「今週は短いから瀬令奈ちゃんのチャンスだね」って言われるときがありますけど、意外と予選落ちしています。反対に「飛ばし屋向きだから今週は厳しいかもね」というときの方が、優勝争いしていたりします。

    私にとって3Wはピンを狙うクラブというか、入れにいくクラブです。ワンピンくらいにはつけたいと思って打っています。クラブセッティングはウッド系の真ん中である9Wを軸に組み立てています。ウッド系の下の番手はよく残る距離なので私の生命線。だから番手間の距離は狭めです。

    ドライバーの飛距離が230ヤードのため、試合では150ヤード以上残ることが多い。そのため、ウッド系の下の番手は距離の幅を狭めにして、ピンポイントで狙えるようにしている
    青木はFW・UTの真ん中のクラブである9番ウッドを軸に、セッティングを組み立てている。シャフトのフレックスは『6R』と軟らかい
    青木はFW・UTの真ん中のクラブである9番ウッドを軸に、セッティングを組み立てている。シャフトのフレックスは『6R』と軟らかい
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    ドライバーの飛距離が230ヤードのため、試合では150ヤード以上残ることが多い。そのため、ウッド系の下の番手は距離の幅を狭めにして、ピンポイントで狙えるようにしている (撮影:田中宏幸)

    【青木瀬令奈の番手別キャリー】
    ドライバー:210~215ヤード
    3W:195ヤード
    5W:185ヤード
    7W:175ヤード
    9W:168ヤード
    5U:165ヤード
    6U:153ヤード
    7U:148ヤード

    アマチュアの方は、18ホールを同じ力感で振り抜くことができていない。ハードなセッティングを選びがち。私たち女子プロのシャフトのフレックスは『5SR』や『6R』です。でも10球くらいだったら『7X』が問題なく振れちゃいます。それをしないのは、週6〜7日ゴルフをする中で、最大値の一歩手前くらいで同じように打てるクラブを選んでいるからなんです。

    結局、2打目をショートアイアンで打つ選手も、私のようなショートウッドで打つ選手で、遠い方が的が広がればいいんですけど、グリーンの大きさは同じ。ウッドでのキャリーやスピンのコントロールがすごく大事になってきます。

    ■フェアウェイウッドもダウンブローに打つ

    私はフェアウェイウッドを薄くターフを取るイメージでダウンブローに打っています。アイアンと違ってソールが広いので、上から入れても刺さることはありません。勝手に滑って払い打ちになるんです。まず大事なのは前傾をキープすること。短いアイアンなら多少の上下動があっても高さは出てくれますが、長いフェアウェイウッドはシビアに反映されます。

    それとフェアウェイウッドが苦手な人は100点に近い当たりを目指して、きれいに打とうとしている人が多いと思います。60点、70点の当たりでもスピード感を持ってボールの赤道より下に刃を入れて、かっさらうように打った方が、ボールは浮くんです。

    ボールはあくまでも通過点のイメージ。当たらないからといって当てにいったり、上げにいったりするのが逆効果で、緩んだりいろんなミスが出ます。前傾角度をキープできる最大スピードの一歩手前くらいで打つのが望ましいです。

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    ●関連記事の【”ギアオタク”青木瀬令奈の14本を分析! 1・3Wと5~9Wでシャフトが違う? ウェッジシャフトだけなぜフレックスR?】では、青木のクラブセッティングを詳しく解説している。

    青木瀬令奈は群馬県出身で宝塚観劇が趣味 プロフィールや成績はこちら小祝さくらのココをマネて! ダウンで目線を右に傾けよう

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    • フェアウェイウッドレッスン
    • 青木瀬令奈

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