真ん中に立って真っすぐ打とうとするから“OB”が出る! ピンポジから逆算して対角線で狙おう
同じショット力でもスコアが出る人と出ない人には違いがある。ティーイングエリアに立ったときは、まず何を考えたらいいのか。
配信日時:2024年10月21日 22時37分
練習場ではそこそこ上手く打てているのに、いざコースに出ると池ポチャにOB、グリーン周りの往復ビンタで「90」を切れないどころか「100」を叩いてしまうことも。同じショット力でもスコアが出る人と出ない人には違いがある。ティーイングエリアに立ったとき、まず何を考えたらいいのか。「ティの真ん中に立って真っすぐ打とうとするからOBが出るんです」という中西直人に、リスクの少ないマネジメントを教えてもらおう。
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パー4に来たら、まずざっくりとピンポジションが右か左かを見ます。もし左に切ってあったら、ラフでもフェアウェイ右サイドからの方が狙いやすいし、右に切ってあったら左からが打ちやすい。
次にホールロケーションを確認します。写真のホールは左右OBの打ち下ろしで、右ドッグレッグ。この場合、ティの左に立つと右OBの圧迫感が強いので、僕は右に立ってフェアウェイ左サイドを狙ってフェードを打ちます。そうやって対角線で狙うと、コースが広く使えてOBしにくい。実はティの真ん中に立って真っすぐ打とうとするのが一番難しいんです。
スライスしやすい人は真ん中を狙うよりも、右に立って左サイドを狙う方が、フェアウェイを2倍広く使えます。反対にフックしやすい人は、左に立って右を狙うとOBのリスクを減らせる。自分がイメージしやすい球筋から、立つ場所と狙い所を決めるのも考え方の1つです。
■中西直人
なかにし・なおと/ 1988年生まれ、大阪府岸和田市出身。2010年にプロ転向し、19年にようやく初シードをつかんだ。現在は22年に失ったシード復活を目指し、堀尾研仁コーチのもとでゴルフ理論を改めて勉強し直した。国際スポーツ振興協会所属。
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