腕時計型GPSナビで変わる! アマチュア必見のクラブ選択法
腕時計型GPSナビはグリーンまでの距離が分かることはもちろん、スコアをつけたり、使った番手を記録したり、ホールレイアウトを見れたりと多くの機能が搭載されている。ティーチングプロの石井良介は「最大限活用すれば、スコアアップにつながる」と話す。石井流の活用術を聞いた。
配信日時:2024年5月22日 01時05分
腕時計型GPSナビはグリーンまでの距離が分かることはもちろん、スコアをつけたり、使った番手を記録したり、ホールレイアウトを見れたりと多くの機能が搭載されている。ティーチングプロの石井良介は「最大限活用すれば、スコアアップにつながる」と話す。今回は、グリーンを狙う場面での活用方法を教えてくれた。
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多くのアマチュアは、ピンやグリーンセンターまでの距離と、自分のトータル距離を想定してクラブ選択しがちです。しかし、それで大きくショートしたり、力んで左右に曲げてしまったりしていませんか? 確実にグリーンに乗せたいのであれば、グリーンエッジをクリアできるクラブを選べばOKです。
ガーミンの『アプローチS70 』などの腕時計型GPSナビを使えば、自分が立っている場所からグリーンエッジ、グリーンセンター、グリーン奥までの距離が分かります。ちなみに、イーグルビジョン『ACE PRO』であれば、その日のピンポジションに応じた距離も出るそうです。グリーンセンターまでの距離が150ヤードだとしても、グリーンエッジまでの距離が130ヤードであれば、1~2番手下のクラブ選択をしてもグリーンに乗せられます。短い番手になれば心理的なプレッシャーも軽減できるはずです。
もう1つ考えるべきなのが高低差。傾斜がないように見えても、実際には傾斜しているホールは多くあります。いつもなら届くはずの距離でショートする、逆になぜか大オーバーしてしまうといったミスが出るのは傾斜の影響かもしれません。腕時計型GPSナビを見れば高低差も含めた残りの距離が分かるので、番手選びのミスは減るはずです。いつも通りスイングして、いつも通りの距離を出せればグリーンに乗せられる可能性が高まりますよ。
ただ、“いつも通り”打つのも難しいもの。私がアイアンの距離を安定させるために気を付けているのは左肩の動き。ボールに当てる意識が強いと、左肩が詰まって右肩が下がるのでダフってしまいます。左肩は首から離すよう意識をすると、体が回ってスイングできますよ。
■石井良介
いしい・りょうすけ/1981年生まれ。2007年にPGAティーチングプロとなり、令和の試打職人としてさまざまなゴルフメディアで活躍。YouTubeチャンネル「試打ラボ しだるTV」も人気
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