上田桃子本人が教えてくれたアイアンレッスン「正しいインパクトに一番必要なのは“股関節が入った”アドレス」
持ち球のドローボールで飛ばす上田桃子だが、昨年の平均バーディ数3.6237でランク5位という数字が示すように、グリーンを狙うショットにも定評がある。芝の上から打つアイアンで正しくインパクトするための方法を上田本人が教えてくれた。
配信日時:2023年2月21日 02時47分
アイアンで正しくインパクトするには、アドレスでちゃんと立てているかが大前提になってきます。私はアドレスの姿勢が崩れやすく、練習ではなるべく基本となるアドレス姿勢の修正からやっています。
まず肩が前に出ないこと。背中が丸まって猫背のアドレスにならないよう、ちゃんと背中の面を使って構えられるようにしています。私は背中を後ろから下に引っ張られているような感じのアドレスを心がけています。
そして、股関節がしっかり入った状態を作ることも重要です。でも股関節で立とうとするとけっこう腰に力が入ってしまうので、なるべくお腹に力を入れた状態で股関節から上体を折るようにしています。
ただし股関節に乗っただけで上体をひょいと折ると、腰が張るというか体に余計な力が入って硬直してしまいます。それと一番いけないのは、ヒザで立ってしまうこと。注意してください。
アドレスでは、地面をしっかりつかむように構えるのが理想です。アマチュアの人は重心を下げたくてヒザを大きく曲げて構える人多いです。ヒザで立つっていうのはこういうことで、最も多く見かける悪い構えですね。
ヒザで立っていると股関節が入らないから、体を使ったスイングができません。ある程度ヒザが伸びて股関節が入った構えならお尻がしっかりと上がるはずです。この状態をアドレスで作れると、足、腰などの下半身と腹筋や背筋などの上半身の力をうまく使えるようになります。ぜひ、試してみてください。