ALBA Net  ゴルフ
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【90切り】80センチ以内に“スパット”を作れば、アプローチの再現性が高まる!

【90切り】80センチ以内に“スパット”を作れば、アプローチの再現性が高まる!

90を切るには、パーオンを逃がしたホールでいかにパーを拾うかが大事。難しいライなら確実にグリーンに乗せ、花道などのやさしいライからは1パット圏内に収めたい。90前後で回る人でも意外とおろそかになりがちなのがアドレス。寄せワンが獲れるセットアップを学ぼう。

配信日時:2020年8月5日 03時00分

ボール位置が毎回変わるから、アプローチが安定しない

ボール位置が1個分左へズレるだけで、同じように打ったつもりでもインパクトポイントが変わり、ダフリやトップなどのミスにつながる。方向性もズレやすくなる

ボール位置が1個分左へズレるだけで、同じように打ったつもりでもインパクトポイントが変わり、ダフリやトップなどのミスにつながる。方向性もズレやすくなる

グリーンを外しても簡単に寄せてパーを拾う上級者に対し、グリーンを外した途端にボギーが必至の90切りゴルファー。打つ前から決定的に違うのが、アドレスです。上級者は毎回同じ位置にボールをセットできるので、アプローチの再現性が高い。一方、ボール位置が変わってしまうと、それに合わせて打ち方も微妙にズレるので、一向に再現性は高くなりません。

練習場からボール位置をチェックしよう

練習場ではスタンスとボールとの間にクラブを置いて、ボールとの距離をチェック。自分にとって再現性が高くて寄せやすい目安を作っておく

練習場ではスタンスとボールとの間にクラブを置いて、ボールとの距離をチェック。自分にとって再現性が高くて寄せやすい目安を作っておく

これを改善するためには、練習場のときからボール位置をチェックするクセをつけることが大切です。左右のボール位置だけでなく、スタンスとボールの間にクラブを置いて、ボールとの距離も把握しておきましょう。

フェース面をスパットに合わせてからスタンスを取る

芝の変わり目や枯葉など、80センチ以内にスパットを見つけて、フェースの向きをそこに合わせてからスタンスを取ると、アプローチの再現性が高まる

芝の変わり目や枯葉など、80センチ以内にスパットを見つけて、フェースの向きをそこに合わせてからスタンスを取ると、アプローチの再現性が高まる

さらにいうと、ボールと目標を結んだ飛球線上で80センチ以内にスパット(目印)を見つけて、右手でフェース面をスパットに合わせてから、スタンスを取ることも大事。遠くの目標に対して構えたり、フェース面を合わせる前にいきなりスタンスを取ってしまうと、ボール位置やフェースの向きがズレやすいのです。これはショットやパッティングでも同じなので、ぜひ覚えておいてください。

(この記事は2017年12月27日発売のALBA739号に掲載されました)

■3段階レベル別上達法〜100切り〜ドライバーのOBを防ぐ
■3段階レベル別上達法〜90切り〜アプローチの種類を増やす
■3段階レベル別上達法〜80切り〜アイアンの状況別に備える
松本哲也
まつもと・てつや/71年生まれ。愛媛県出身。「感育〜感性を育てる上達術〜」で15年のPGAティーチングプロアワード最優秀賞を受賞。千葉県柏市にあるガーデン藤ヶ谷ゴルフレンジでレッスンを行っている。YouTubeのゴルフレッスンチャンネル、「ゴルフのトリセツ- Manuals Of Golf -」を配信中
連載

3段階レベル別上達法〜90切り〜アプローチの種類を増やす【ALBA本誌連動】

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