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    なぜ女子プロみたいにドライバーが230ヤード飛ばない?【動画コラム1回目】

    「右手のゴルフ」を提唱し、「体重移動」「ボディターン」など従来の理論ではアマチュアは打てないと語る片山晃。ドライバーで230ヤード飛ばない、いつまでもスライスが直らないという人のために50歳からでも飛ばせる理論を紹介します。

    配信日時:2017年3月5日 11時55分

    • レッスン

    スイングはヒジや手首の関節を使えば、60歳でも飛ばせる。

    体の回転を止めて手元だけでクラブヘッドを動かしてみよう。驚くほどクラブが動くことが体感できる。

    体の回転を止めて手元だけでクラブヘッドを動かしてみよう。驚くほどクラブが動くことが体感できる。

     体をいくら使っても、飛ばないという事がお分かりいただけましたでしょうか?ボールを遠くに飛ばすためには、クラブヘッドを速く、そして大きく動かしてあげる必要があります。そのために必要なことは、「関節」をうまく使ってスイングすることです。

     ゴルフのスイングにおいて、うまく使い関節というと、手首とヒジなんです。よく、「脱力してスイングしてください」と言いますが、この本当の意味は関節を柔らかく使うことが目的なんです。

     体を動かさない。いえ、むしろ体は止めてください。体を止めて、手首とヒジを使ってスイングしてあげれば、男性ならば60歳でも十分に230ヤードは飛んでしまいます。実際に、手を上げたり体を回転させずに、手首と肘だけを使ってスイングをしてみても、ハーフスイングくらいのスイングはできてしまうんです。グリップした手元は30cm程度しか動いていなくても、クラブヘッドはかなり大きく動いてくれます。バックスイングでもフォロースルーでも、シャフトが地面と垂直に近くなるくらいは振れてしまうんです。

     関節をうまく使ったスイングは、捻転や筋力などは全く必要なりませんので、非常に体に優しいスイングなんです。70歳になっても80歳になっても、ご自分の足で18ホールプレーできる人であれば、無理なくできるスイングです。

    サンドウェッジで手首だけを動かして打ってみると体感できる

    右手首をテークバックで手の甲側に折り、フォローで手のヒラ側に折る動きが”ヒンジ”の動き

    右手首をテークバックで手の甲側に折り、フォローで手のヒラ側に折る動きが”ヒンジ”の動き

     関節を使ったスイングの中で、特に大切なのが手首の使い方なんです。右手のゴルフでは、ヒンジを行います。ヒンジとは、右手首をビンタのように手のヒラ側に折る動きです。よく言われるテークバックで行うコックは左手首で行う意識でやってみてください。それも、そうすると、手首だけしか動かしていないのに、クラブのシャフトが地面と水平になるくらいまで上がります。手首だけでもこれくらいのスイングができてしまうんですね。

     ぜひ、練習場で手首だけを使ったスイングを練習してみてください。最初はサンドウェッジの様に、ヘッドの重さをしっかりと感じられるクラブの方がいいかもしれません。ヘッドの重みを感じながら、手首だけでスイングしてみてください。ヘッドの重さを利用している感覚も分かると思います。サンドウェッジを使って、手首だけを動かして打ってみても、30ヤードから40ヤードは飛んでしまいます。

     ちなみに、この練習を続けていただくと、飛距離が伸びるだけではなく、バンカーショットもうまくなってしまいます。

    重いウェッジで30ヤード飛ばしてみよう

    重いサンドウェッジなどで重みを感じながら、右手首を積極的に動かして30ヤードを飛ばしてみる。体の回転が必要ないことが分かる

    重いサンドウェッジなどで重みを感じながら、右手首を積極的に動かして30ヤードを飛ばしてみる。体の回転が必要ないことが分かる

    片山 晃のプロフィール

    片山 晃
    (アーリーバードゴルフクラブ)

    1957年生まれ。1999年から2004年にかけて大手メーカーで年間2500名以上のクラブフィッティングを担当。豊富な知識と的確なクラブフィッティングを行い、従来のゴルフ理論に疑問を抱き、シニアや女性でも飛ばせるようになるという「右手のゴルフ」を提唱。腰痛などに悩むアマチュアゴルファーでも飛ばせるようになると評判となり、さまざまなメディアで活躍中。著書に「奇跡の20ヤード」「右手で飛ばす!55歳からドライバーで260yd実現する方法」などがある。

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