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ALBA718号〜宮里優作「下半身の動きは…右腰をボールに向かって押し下ろします」

ALBA718号〜宮里優作「下半身の動きは…右腰をボールに向かって押し下ろします」

ALBA718号〜宮里優作「下半身の動きは…右腰をボールに向かって押し下ろします」

配信日時:2017年12月19日 23時00分

ALBA716号(1月2週号)の巻頭特集のテーマは「ヘッドスピードが5m/s上がった!真実のインパクト」。扉写真のダスティン・ジョンソンを見てみると、インパクトでここまで腰が開いている。右足は強く地面を蹴り、そのパワーをしっかりと左足で受け止める。驚異的な飛距離は、下半身の力を余すことなくボールに伝えているからこそ生まれているのだ。

突然ですが質問です!左右OBのない広〜いロングホール…体のどこに力を入れて飛ばしますか?

ALBA.Netで約6万人にアンケートを実施。ツアープロへの聞き込み調査も行った。すると「腕」と答える人の比率がレベルが上がるほど減っていることが判明。逆に「お腹やお尻」といった大きい筋肉と応える人は増えていくことがわかった

ALBA.Netで約6万人にアンケートを実施。ツアープロへの聞き込み調査も行った。すると「腕」と答える人の比率がレベルが上がるほど減っていることが判明。逆に「お腹やお尻」といった大きい筋肉と応える人は増えていくことがわかった

「ここ一番で飛ばしたい!」というときほど、その人のスイングの本性が見えてくる。あなたは、このページの写真のように左右OBのない広いホールで体のどこに力を入れて飛ばすだろうか。

 プロや、上手い人ほど「お腹やお尻」など大きな筋肉と答えるのに対し、平均スコアが90以上のアベレージゴルファーは「肩や腕」と答える人が6割以上に達する。

 上半身の筋力は、体全体のたった3割にすぎない。それっぽっちの力では、大きく飛ばすことなど不可能だ。いくらフェースの真芯で打てたとしても、ヘッドスピードが遅ければたかが知れている。しっかりと下半身の力を使い、逃がすことなくクラブ、ボールに伝えていく。それができれば、ヘッドスピードが上がり、加速して当たる。ぶ厚いインパクトが可能になるから、飛距離30ヤードアップも夢じゃない!

「腕」と答えた人は危険!

腕力に自信のある男性ほど、上半身の力に頼ってボールを叩きにいく。下半身の力を使えなければ、体全体で打っている女子プロの飛距離には及ばない。インパクト前にヘッドスピードが減速するため、ボールを「押せない」ことも問題だ。

「下半身や体幹」と答えた人はセーフ!

女子プロは腕力が弱かったとしても、体全体の筋力をフルに使うことでボールを打ち抜いている。足やお腹など、大きな筋肉を使えればヘッドスピードが上がり、加速しながら打てる。女子プロが飛ぶのはコレが理由だ。

でも、どうやって下半身を使うの?

では実際にどうやって下半身を使えばいいのか。宮里優作は右腰に意識を持つことが大切だと教えてくれた!

宮里優作/みやざと・ゆうさく 1980年生まれ、沖縄県出身。完成度の高いショットはツアー屈指。プロフィールはこちら!

下半身の動きは…右腰をボールに向かって押し下ろします

宮里の回答…右腰が浮かなければ腰がスムーズに回る

「アマチュアは下半身を使うというと、右足で地面を強く蹴ることだと考えがちですよね」というのは宮里優作。

え? 違うんですか!?

「右ヒザが前に出てボールに近づき、右腰が浮いてしまいます」。

たしかに、これはよくある振り遅れの形で、実は腰が回っていない。

「右足ではなく、右腰に意識を持ち、ボールに向かって押し下ろすように動かすことが大切です。右ヒザが前に出ず、しっかり腰が回りますよ」

まさか、右足を蹴る意識が腰の回転の邪魔をしていたとは驚きだ。
【NG】右腰が上に向かうとパワーが逃げる
【NG】その場で回転する意識だと右腰が浮いてしまう

これがプロの下半身リード<宮里のスイング>

右腰が浮かずに鋭く回転しているのがわかる。インパクトでオヘソが目標を向くほど下半身の力を利用している。

【オモシロデータ発見!】プロの腰は…インパクトで40度開く!?

下半身を積極的に使っている証拠に、インパクトでプロの腰は約40度開いている(写真上)。これだけ回転していて振り遅れないのは、右腰が低く動いているからだ。一方右腰が浮くアマチュアは、腰が回らない(写真下)。シングルクラスでも30度回っていればいい方だ。
このレッスンはALBA Vol.718[2月23日号](2017年2月9日発売)から引用しています


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