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【ふしぎ発見Vol.1】 藤本麻子がボールを踏んでいるのはナンデ?

【ふしぎ発見Vol.1】 藤本麻子がボールを踏んでいるのはナンデ?

トーナメント会場のドライビングレンジ、パッティンググリーンで見かけた練習風景の疑問を、プロに聞きました!第一回目は藤本麻子。

配信日時:2018年3月15日 07時00分

2017年賞金ランク19位となり、2018年は7年ぶりの2勝目を狙う藤本麻子。2017年のスタッツではバーディ数1位。ツアーでも屈指のパター巧者で、攻撃的なスタイルを武器に戦う選手だが、ドライビングレンジに練習を眺めていると、ショット練習の際、右足でボールを踏みつけて球を打っている…コレってナンデ?

「右足の蹴りが強いとあおり打ちに…"回るけり"のイメージを作る練習です」

右足裏でボールを踏む…というレッスンは、"バックスイングで、右足裏がめくれて、体が右側に流れる"ことの矯正法として良く聞くが…

「私はバックスイングで体が右側に流れることはないのですが、逆にダウンスイングからフォロースルーで左側に傾いてしまうタイプ。それを防ぐために右足裏(の外側)にボールを置いて打っています」

藤本のスイングのクセは、ダウンスイングで右肩が下がり、あおりうちのアッパースイングになってしまうこと。右肩を下げずに、レベルに振っていくスイングを目指しているが、この練習もその一環。目的は、右足の蹴りを抑えることだ。
(1)右足のつま先外側でボールを踏んでスイング

(1)右足のつま先外側でボールを踏んでスイング

(2)右足の蹴りを抑えるために、フォロースルーでもボールを踏み続けている

(2)右足の蹴りを抑えるために、フォロースルーでもボールを踏み続けている

(3)打ち始めはフィニッシュでもボールを踏みっぱなし

(3)打ち始めはフィニッシュでもボールを踏みっぱなし

(5)しばらく打ったあとは…

(5)しばらく打ったあとは…

(5)蹴りすぎを注意しながら、フィニッシュの手前までボールと足裏が接着していた

(5)蹴りすぎを注意しながら、フィニッシュの手前までボールと足裏が接着していた

「右足の蹴りが強いと、あおり打ちになりやすいので。足裏で早く蹴りすぎないように意識することで"回るけり"をイメージしています。毎日ではないですが、意識して重点的に練習するようにしています」

練習場では、アイアン、ドライバーを打つ前に、それぞれ"ボール踏みドリル"を行っていた藤本。アマチュアの方も試してみては?

藤本麻子(ふじもと・あさこ) プロフィール

1990年生まれ。164cm。ツアー通算1勝。優れた運動神経の持ち主で極真空手やスキーの腕前も一流。2009年にプロテストに合格し、2011年『伊藤園レディス』で初優勝を挙げた。8年連続シード獲得中 ⇒ プロフィールをもっと見る

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