高さで止めるハーフロブの注意点、“真っすぐ振る”はダメ!
ピンが手前で奥へ下っている。こんな状況は、高さで止める球を打ちたい。そのときに気を付けるべきことは?
配信日時:2023年9月26日 09時26分
エッジからピンが近いときや、奥に向かって下っているときなど、ランを使わずに寄せたい場合があります。プロのようにスピンで止めるアプローチは相当な技術が必要なので、ここは高さで止める、という選択肢がいいでしょう。
高さを出そうとする際、まず手ですくい上げがちですが、打点が安定しないのでNG。あくまで体の回転で打つことが大前提です。
注意点としては、真っすぐ振ろうとしないこと。ロフトを寝かせて打ちたいのでボールを少し左に置き、スタンスを開き、そのスタンスに沿って目標に対してはカットに振るのが正解です。丁寧にいこうとするほど、フォローでヘッドを目標方向に出してしまいますが、これではヘッドが走りませんし、ロフトも立ってしまうので、思うように球が上がりません。フォローサイドでヘッドが体の左側まで振り抜けているか、素振りでチェックするといいですよ。
髙橋 玄
たかはし・げん/1980年生まれ。日本プロゴルフ協会ティーチングプロで、内藤雄士が主宰するNaito Yuji School of Golfチーフインストラクター。老若男女問わず分かりやすいレッスンが大人気