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    ロブショットの打ち方とは? 打つべき状況や練習方法も解説

    タイガー・ウッズやフィル・ミケルソンが絶体絶命のピンチで見せるロブショット。フワッと上がってピタリと止まるボールを華麗に決め、ピンチから脱出するプレーを見て、自分にも打てたらと思った人も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、憧れのロブショットはどうすれば打てるのか?を、練習方法などと合わせて解説していきます。

    所属 ALBA Net編集部
    ALBA Net編集部 / ALBA Net

    配信日時:2024年6月11日 09時21分

    • レッスン
    • アプローチ
    目次 / index
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    1.ロブショットとは

    バンカー越えのアプローチでピン位置はバンカーのすぐ近く。こんなシチュエーションで打ちたい、高く上がってピタリと止まるボールがロブショットです。ボールが高く上がって落ちるため、ランはほとんどありません。

    決まれば華麗、スコアメイクにも役立ちます。一度は打ってみたい憧れのロブショットですが、プロであってもなかなか難しいショットです。

    2.ロブショットを使うべき場面と使える状況

    アプローチショットの種類は、大きく分けて4種類があります。上からやさしい順に、

    ・ランニングアプローチ(チップショット)
    ・ピッチ&ラン
    ・ピッチショット
    ・ロブショット

    ……となるのですが、基本的にアプローチではやさしくて寄せやすい順に選択するため、難易度の高いロブショットを使う状況は限られてきます。

    ロブショットを使うべき状況

    前述したように、ロブショットは高さを出して止めるためのショットなので飛距離は出せません。使える範囲はピンからせいぜい10ヤード以内のグリーン周りに限られます。

    バンカー越えでグリーンエッジからピンまでの距離がない状況や、グリーンエッジからピン方向に下っている状況などでランを出したくない場面で威力を発揮するほか、砲台グリーンのようなほぼ垂直にボールを打ち上げたい状況で使うのも効果的です。

    ロブショットを避けるべき状況

    一方で、ロブショットを打ちたい状況下でも、ボールのライによっては見合わせた方がいい場合もあります。

    ロブショットはフェースをボールの下に潜りこませて滑らせる感覚でボールを上げるため、ボールの下に隙間が必要です。したがって、ボールが地面に接地している状況ではヘッドが潜り込むことができず、トップが起こりやすくなります。

    逆に、ラフなどの上でボールが浮きすぎていても、フェースがボールの下を通過する、いわゆるダルマ落としの状態になって空振りする可能性があります。

    ロブショットに適したボールのライとは、柔らかいラフの上で少し浮いた状態です。ロブショットを打ちたい状況下でも、ボールが打てるライにあるか、しっかり考慮してトライするかどうかの判断をしましょう。

    3.ロブショットの打ち方

    それではロブショットはどうすれば打てるのでしょうか。

    どんなクラブでどう打てばいいのか、アドレスやスイングはどうするのか、を順に確認していきましょう。

    ロブショットのためのクラブ

    クラブはロフト角の大きなウェッジを使います。ロブショット用に作られたロフト角60度以上のロブウェッジが市販されているので、そちらを使用するのがまずは確実です。

    しかし頻度の少ないショットですし、手持ちのクラブのなかに52度以上のアプローチウェッジかサンドウェッジがあれば、フェースを寝かせて使う選択肢もあると覚えておいてください。

    ただし、サンドウェッジはフェースを寝かせるとバンスが邪魔になります。

    一般的にバンス角8度までをローバンス、10度以上をハイバンスと区分けしますが、サンドウェッジでロブショットを打つのに適したバンス角は、おおよそ10度までが目安です。あまり大きなバンスだと、リーディングエッジが浮いてうまくボールの下に潜れなくなる可能性があります。

    アドレス

    アドレスはどっしりしたアドレスを心がけます。重心は左右均等でボールの位置はやや左。少し腰を落として上下左右に体が動きにくい体勢を作ります。フェースを開いてソールするのですが、フェースは先に開いて握った後にソールします。ソールした後で手首を捻って開くのはNGです。

    フェースを開くとフェースの向きは目標の右を向きます。気になる人はスタンスをオープンに開くといいでしょう。グリップは体の中心で構えます。ハンドファーストはロフトが立つのでNGです。

    スイング

    スイングはボールの下にフェースを潜り込ませる感覚です。アドレスで作ったどっしりした態勢を崩さないよう、体はあまり動かしません。フェースは開いたままを維持できるよう、フェースを閉じる動作のコックや手首の返しには注意を払います。

    4.ロブショットの練習方法

    ロブショットは難易度が高いため、実戦で使うためには練習が欠かせません。まずはロブショットの感覚をつかむ練習から始めましょう。

    ティアップしてボールだけ打つ

    いつもの練習場でも手軽にできる方法がティアップをしたボールを打つ練習です。練習場のティはショートティでも高めなため、芝の上のボールが浮いて下をくぐりやすい状態。いわゆるダルマ落としになりやすい状況です。

    そこでクラブをしっかり開いて寝かせたままボールだけを打つ練習をします。この練習はクラブが滑ってくれる地面がない分、実戦より難しいかもしれません。この練習でボールだけにヒットできるようになれば、ロブショットが打てる可能性もぐっと上がります。

    マットの先端で感覚をつかむ

    練習場にもよりますが、四角いマットを動かせる打席なら、マットの先端が体の中央になるよう後ろにずらして打ってみましょう。ボールはマットの先端に置いてください。マットの先端にあるボールだけをとらえれば、その先にマットがないので抜け感が経験できます。手前のマットに当たるダフリでもボールは飛びますが、抜け感は味わえません。

    おすすめのロブショットレッスン(ALBA TV)

    以下、ALBA TVからおすすめのロブショットレッスンを紹介します。錚々たる顔ぶれのラインナップです。是非、参考にしてみてください。

    芹澤信雄 フルロブショットの打ち方
    平塚哲二 簡単にロブショットを打とう
    宮里美香 超簡単!ロブショットの打ち方
    高橋友希子 簡単にロブショットを打つ
    倉本昌弘 超簡単!?ロブショットは球に近づいて打つ!
    手嶋多一 ロブショットの高さの打ち分け
    平田憲聖 アプローチ技術の秘訣
    松山英樹 ロブショット ミスの原因はカット軌道にあり

    5.まとめ

    ロブショットの打ち方や打つべき状況、練習方法などについて説明しました。ロブショットは難しいショットとして知られていますが、ボールのライによっては決して打てないボールではありません。

    ロブショットを修得しておけば、今まで攻略できなかった難しいホールや切れなかったスコアの壁をクリアできる可能性も広がります。

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    • アプローチ

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