シニアの飛ばしは長尺ではなく“短く”握って振り抜くこと! 60歳を超えても260ヤード飛ばすシニアプロの飛びテク
61歳の久保勝美は、昨年の国内シニアツアーで自己最高の賞金ランキング9位。決して飛ばし屋ではないが、60歳を超えてもなおキャリー260ヤードを出せるのはなぜなのか? シニアプロが実践している飛ばしのテクニックを紹介する。
配信日時:2024年8月13日 22時15分
61歳の久保勝美は、昨年の国内シニアツアーで自己最高の賞金ランキング9位。決して飛ばし屋ではないが、60歳を超えてもなおキャリー260ヤードを出せるのはなぜなのか? シニアプロが実践している飛ばしのテクニックを紹介する。
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シニアの飛ばしと聞くと、長尺ドライバーをイメージする方もいるかもしれません。しかし、最近のシニアプロの多くは45インチ以下のドライバーを使っています。私の場合、45インチのドライバーを約1インチ短く持ってショットしていますよ。ちなみに、昨年の国内シニアツアーの賞金王でトップクラスの飛距離を誇る宮本勝昌プロのドライバーも44.25インチです。
私がドライバーを短く持つのはリストターンしやすいから。私はレッスンもしているのですが、シニアの方が飛ばせない大きな理由はリストターンできていないことにあると思います。昔と比べてドライバーのヘッドが大きくなり、重心も深くなったことでリストターンできずに振り遅れてしまっている方が多いと感じています。
私も長尺ドライバーを試したことがありますが、若い頃より筋力が落ちてしまって扱いきれませんでした。むしろ、45インチを短く握った方がリストターンできて、飛距離も出たんです。
手首を返して、フォロー側で「ビューン」と音が鳴るようにスピーディに振り抜くのがポイント。ミート率とスピン量が最適になれば、長尺ドライバーよりも飛ぶ可能性は十分にありますよ。
■久保勝美
くぼ・かつみ/1962年生まれ。トラック運転手からプロになった異色の経歴の持ち主。昨年は国内シニアツアーで2勝目を挙げ「日本プロゴルフグランドシニア選手権」でも優勝。高根カントリー倶楽部所属
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