マスターズ王者・シェフラーは、左サイドの運動量が多いから引っかけない
マスターズで2年ぶり2度目の優勝を飾ったスコッティ・シェフラー(米国)。ティーチングプロの永井延宏氏は「シェフラーは体の左サイドの運動量が多い」と話す。
配信日時:2024年4月17日 09時30分
マスターズで2年ぶり2度目の優勝を飾ったスコッティ・シェフラー(米国)。ティーチングプロの永井延宏氏は「シェフラーは体の左サイドの運動量が多い。左で引っ張る力が強いから、右がついていって引っかけたりしない」と話す。マスターズではライバルたちが林に入れてスコアを崩していく中で、正確なショットを放ち続けた。
シェフラーのようなプレッシャーに強いスイングを目指すには、永井氏考案のクラブ2本持ち体操が効果的。「ドライバーと3番ウッドのような長いクラブを2本用意してグリップのところで重ね、左手は上から、右手は下から握ります。これをボートを漕ぐように回していきます。自分から見て、右サイドは時計回りに、左サイドは反時計回りに回すのが大前提。逆に回してしまうと、アウトサイドからかぶってカット軌道の動きになります」。
このとき、左サイドの運動量を大きくするために、右の円よりも左の円を大きく描くのがポイント。「右サイドが大きいと、実際のスイングでは右が下がってきて最下点が右にズレてしまいます。このとき、クラブ自体は手で回していますが、左サイドを大きく回そうとすると、胸や肩甲骨が使えてくるんです」。
この体操を行ったあとに7番アイアンを打つと、左サイドの大きな円を感じることができる。オーガスタのパトロンたちを沸かせたショットで、バーディチャンスを量産しよう。
■永井延宏
ながい・のぶひろ/1969年生まれ。埼玉県出身。95年からレッスンを開始し、ツアープロコーチも経験。ティーチングプロを教える先生でもある。YouTubeチャンネル「永井延宏のDEEP IN GOLF」でレッスン動画を配信している。
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