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    勝みなみ 方向性と距離感が良くなるパターレッスン【動画リンク有】

    パターのアドレスをオープンスタンスにした事によって窮屈さがなくなったという勝みなみ。今までとの変更点、そして現在の打ち方のポイント、練習法を教えてもらった。

    所属 ALBA TV
    アルバティービー / ALBA TV

    配信日時:2023年3月28日 01時41分

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    • 勝みなみ
    目次 / index
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    本記事のレッスン動画はこちら

    スタンスをオープンに変更

    パターはスクエアに構えて打ってたんですけど、今はショットと一緒でオープンスタンスにして構えるようにしました。

    以前は左半分がすごく窮屈で、左ワキで締まってるような感じでぎゅっと力が入っていたので、それをどうやって抜こうかなって考えたときに、一番手っ取り早かったのが、オープンにすることでした。

    左ワキが全然動かなくてブレーキかかることでミスが多くて、パターに悩んだ時期がありました。でもオープンにすることで、そういう動きが少なくなったような気がします。

    構えるときに結構左足は引いています。ボールの位置は真ん中辺りで、体はそんなに左を向くわけではなく、スクエア寄りで打っていきます。

    オープンスタンスに構えてるので、自然と右ワキは締まってきます。けっこうそれを感じながら振るので、右ワキに軸を感じて、そのまま体も持っていくって感じですね。結構パターは右ワキ締めるといいっていうじゃないですか。右ワキを締めたまま、放さずに打つ。

    左がちょっと窮屈になるので、シャフトはちょっとハンドファーストにして窮屈さを取ってます。

    ストロークのイメージはダウンブロー。バックスイングやフォロースルーでクラブが上がるとあまりいいパットができないので、できるだけ地面に沿って滑らせるようなイメージで振ってます。

    そうすると自分の打ちたい方向に出やすかったり、イメージ通りに打てたりします。

    打ちたい方向の延長線上、たとえば30cm先とかに印をつけておいて、そこにヘッドを出していくようなイメージで振ると、低く低く振れていくのかなと思います。

    グリップの注意点

    悪いときは、両手の人差し指と親指、特に親指にすごく力が入って、それでヘッド操作してしまうような感覚があるんですよね。

    だからできるだけ親指を使いたくなくて、親指以外の8本で振りたいなーっていうのはあります。

    握り方は、下から支えるイメージの方がいいかなと思います。多分この打ち方をすると、手を使うことはできないと思うんですよ。

    ストロークの注意点

    ストロークは、リズムで球を打ちたい方向にコロがしていくようなイメージ、「運んでいく」イメージで振ります。

    運ぶっていうのは、下手投げでゆっくり丁寧に投げていくみたいなイメージです。優しく送って行く感じ。パンと弾くように放すんじゃなくて、ググッと押していくイメージの方が強いと思います。そのほうが、丁寧にまっすぐ打てると思います。

    パチンと打つよりは距離感も出しやすいし、自分の打ちたい方向に打てるし、という違い。たとえば「生卵を優しく打って割れない」ようなイメージで振ることを意識してます。

    練習では、テークバックを取らずに押していくように打つと、フォローのときに自分の打ちたい方向に持っていけるので、パターも上手くなるんじゃないかなと思います。

    ストロークの振り幅とリズム

    リズムが変わっちゃうような気がするので、バックスイングもフォローもほぼ一緒の振り幅でやってます。

    テークバックが大きくなるというのが、特にあまり良くないと思います。下ろしてくるときに加速を止めちゃうので、そこでヘッドの安定感を崩してしまう。

    私がアマチュアのときに結構やってたのは、振り幅によって出る距離を決めておくという方法。足を閉じて、「こう振ったときはキャリーが何メートルだな」っていうのを、目で覚えておく。振り幅ごとにティを挿して測ったりして、ちょっと工夫してやるのがいいかなと思います。

    打つときのリズムは、「1、2」で、3はないです。上げるときが1、打つときが2。

    パターは打ち急ぎたくないなっていうのがあるので、少しゆっくりめに振ってます。

    方向性と距離感がよくなるパッティング 練習ドリル

    練習は、この2本の棒を使います。

    まずは打って、足の感覚とかでまっすぐラインを見つけて、そこにこの2本をボールを挟んで平行に、ヘッドの大きさに合わせて調整して置きます。

    そして、このまままっすぐラインをずっとひたすら練習します。

    この2本でフェースの向きを調節したり、手前の棒で「今日の体のスクエアの位置いつもとはちょっと違うな」とかの確認をして、調節してからロングパットとかミドルパットに入っていくっていうドリルをしてます。

    私の場合はボールの位置がおかしいことが多くて、結構内側、右足寄りになることが多いです。そうなると手を使っちゃうんですよ。やっぱり開いて入ってくるので、それを抑えようとして手を使っちゃうので、左に出たりします。

    そういうミスをなくすためにも、このドリルをやってます。

    パターでは距離感が一番難しくて、それはやっぱり練習していくしかないと思うんですけど、一回決めてしまえば対応していくのはすごく簡単だと思うので、是非練習してみてください。

    詳細の練習法は動画をご覧ください。

    勝みなみ(かつ・みなみ)プロフィール。1998年生まれ。鹿児島県出身。ツアー通算7勝、ステップ・アップ・ツアー1勝(2022年10月25日時点)2014年KKT杯バンテリンレディスで史上最年少(15歳)アマチュア優勝。2021年には日本女子オープンでメジャー初勝利を挙げる。2022年には楽天スーパーレディースでツアー史上初の72ホールノーボギー優勝を達成。さらに同年の日本女子オープンで史上3人目の連覇を果たした。

    本記事のレッスン動画はこちら

    勝みなみの密着動画

    話数 好評配信中 勝みなみのレッスン取材に密着!!
    #1雑誌のレッスン取材に潜入〜ドライバー編
    #2炒飯食べ放題と、パターのレッスン編

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