◾️身長158センチの普通の女の子がドラコン女王!? アマ男子一番のお手本発見
筋骨隆々のビッグマンが300ヤード飛ばしても、なんとも思わない。そりゃ飛ぶよね。でも普通の女の子がマン飛びとくれば話は別。どうして飛ばせるのか、アマ男子にも効くすごいコツがそこにはあった。身長も握力も標準、でもヘッドスピードは約50m/sある押尾紗樹に聞いた。
【1】「左手は上から 右手は横から握ります」
【2】スタート直前でも「5ヤードは飛距離が伸ばせます」
「本番直前の飛距離アップに効果があるのはズバリ、ストレッチと素振りです。特に肩甲骨周りがスムーズに動くことがポイント。そのためには両手で肩をつかみながら左右に回したり、背中の後ろで腕を組んで左右に動かすストレッチが効果的です。
そして、素振りはドライバーではなく、軽くて細い棒をビュンビュン振ってください。ヘッドを外したシャフト単体でもOKです」。
【3】ヘッドが走る切り返し「パワーよりスピードが大切です」
もし飛ばしがパワーだとしたら、私の筋力で377ヤード飛ばすのは無理。だから私はドライバーを振り子のように動かしています。力を入れるのはスピードがゼロになる振り子の頂点、トップから切り返しの一瞬だけです。
切り返した瞬間に右手で軽くポンと押したら手元は真下に引く。そこから先は力が抜けていたほうがヘッドは走ります。右手で押し続けてしまうと、手首のコックが早くほどけてアーリーリリースとなり、ヘッドは走りません。
【4】金槌イメージで爆速!「ドライバーはタテ振りが飛びます」
昔は「アイアンはタテ振り、ドライバーはヨコ振り」という人もいましたが、飛ばしたいなら腕の動きは絶対にタテ振り。トップでは頭より高く上がったクラブヘッドで地面の高さにあるボールを打つので、高さと重力を生かしたほうがスピードが上がるからです。
私は金槌で上からボールを叩くイメージでインパクトしています。実際、手首でリリースする感覚は金槌とドライバーショットは似ているんです。