ラウンド前に知っているだけでスコアが良くなる! プロが言っている「入れてもいいバンカー」の見極め方
「設計家の意図を理解できれば、5打は変わると思います」と、国内男子ツアー通算9勝を誇り、現在JGTOのコースセッティングアドバイザーを務める佐藤信人は話す。技術はもちろん大切だが、今回は少し視点を変え、頭脳を使ってスコアアップする方法を教えてもらった。
配信日時:2024年10月18日 10時15分
「設計家の意図を理解できれば、5打は変わると思います」と、国内男子ツアー通算9勝を誇り、現在JGTOのコースセッティングアドバイザーを務める佐藤信人は話す。技術はもちろん大切だが、今回は少し視点を変え、頭脳を使ってスコアアップする方法を教えてもらった。
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難易度の高いホールでは、グリーン周りに3~4つガードバンカーが設置されています。バンカーに囲まれていて、狙いどころが狭く感じるかもしれませんが、どのバンカーを避ける見極められればプレッシャーを減らせます。
距離が違うバンカーが複数あるとき、設計家は「入れてもいいバンカー」を用意しています。基本的に距離が近くなるほどバンカーはやさしいので、エッジから距離の近いBのバンカーは入れても問題ありません。エクスプロージョンショットで砂を爆発させれば、とりあえず脱出はできます。グリーンに乗れば、そこから2パットで収められる可能性は高いでしょう。少し難易度は上がりますが、Cのバンカーもとりあえずグリーンの乗せることはできるので、入れても大丈夫です。
一方で一番入れてはいけないのが、エッジから30ヤード以上離れたAのバンカー。上級者やプロであっても距離感を合わせるのは難しいですし、ただ出すだけになればまたアプローチショットが待っているので、大叩きするリスクが高まってしまいます。また、Dのグリーン奥からのバンカーは寄せにくいので、ここも避けたいところ。
ショットを打つ前に、バンカーの位置を確認し、どのバンカーなら入れてもいいかを見極める習慣をつけましょう。
■佐藤信人
さとう・のぶひと/1970年生まれ、千葉県出身。日本ツアー通算9勝、国内メジャー3勝。JGTOのコースセッティングアドバイザーを担当し、今は解説者としても活躍。パリ五輪男子競技や米国男子ツアーでも買いあ説を務めた。ミズノ所属
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