堀琴音のアイアンショット安定のコツ「腰は回さず股関節だけ動かす」
毎年、パーオン率で上位にいる堀琴音。今シーズンはパー3での平均スコアも良く、安定したプレーが光る。アイアンショットが安定している堀に、正確に強い球を打てるコツを聞いてみた。
配信日時:2024年10月16日 22時35分
毎年、パーオン率で上位にいる堀琴音。今シーズンはパー3での平均スコアも良く、安定したプレーが光る。アイアンショットが安定している堀に、正確に強い球を打てるコツを聞いてみた。
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アイアンで一番ミスになるのはダウンスイングで力が抜けてしまったときです。力が抜けるとフェースが開いたり、ダフったりするので大幅に飛距離が落ちてしまいます。しっかりと、体にパワーが溜まった状態でインパクトすることが一番大切。インパクトの姿勢はハンドファースト、軌道は緩やかなダウンブローです。
よく「腰を回せ」というレッスンがありますが、私の感覚では腰を回してしまうと、インパクトで左腰が後方に引けてしまうので力が抜けてしまう。だから、両足の付け根にある股関節だけを動かすイメージでアイアンを打っています。腰は動かさずに股関節、両足の付け根を後ろに引いていく。
股関節でスイングする、もう一つのメリットは軸が安定することです。股関節を引くと両足で踏ん張れるので左右に動いてスエーすることもありません。軸が安定することで、ヘッドの最下点も一定になります。
力を抜かないのはライン出しのショットも同じです。少し距離を抑えようとして、力が抜けてしまうとヘッド軌道が不安定になります。ライン出しでも股関節をしっかり動かして、振り幅だけを小さくすればフェースに乗った強い打球になります。左右対称の振り幅を意識すると体の回転で打てるようになるので力が抜けません。
■堀 琴音
ほり・ことね/ 1996年3月3日生まれ、徳島県出身。アマチュア時代からツアーで活躍。2021年に初優勝を果たし、22年2勝目を飾ったショットメーカー。今季ツアー3勝目を狙う。ダイセル所属。
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