ドライバーがスライスする人に共通する決定的な「勘違い」とは?
楽しいはずのゴルフなのに、ティショットが右に曲がってばかりと悩むゴルファーは多い。右ラフで止まればまだしも、右OB連発となればもうスコアはメチャクチャだ。でも、諦めないで大丈夫。原因はちょっとした勘違いかも。
配信日時:2023年7月5日 09時08分
左腰は回しちゃダメ! カット打ちになり、フェースが開く
ゴルフをしていると、よく「腰を回そう」というレッスンを聞くと思います。しっかり下半身を回していくことで体全体を使ってスイングができる、積極的に下半身を使うことでヘッドスピードが上がる等々、間違いではありません。
ただ、回すタイミングがポイント。インパクトまでは左腰を回してはいけないのです。左腰を回した瞬間にカット打ちになり、フェースが開いてしまう。左腰を回すのは、インパクトの後です。
左足を踏み込めば、下半身の回転が一瞬止まる
インパクトまで左腰を回さずキープするためには、左足を強く踏み込むことがポイントです。左足を踏み込むことで下半身の回転が一瞬止まり、上半身が綺麗に回転する。左腰、左ヒザが正面を向いてインパクトできれば理想的です。これがよく言う「左の壁」。フェースが真っ直ぐボールに当たり、スライスを防げます。
フォローでヘッドを真っ直ぐ出すと、手打ちにならない
左腰を止めると言っても、それはインパクトまで。フィニッシュまで止めていては手打ちになり、飛距離が出ません。フォローではヘッドを真っ直ぐ出していくことで、インパクト以降でスムーズに腰が回転し、ヘッドスピードが上がります。スライスせず、飛距離アップが期待できます。
豊永智大
とよなが・ともひろ/1987年生まれ。長崎県出身。最長飛距離423ヤードを誇る現役ドラコン選手で、世界大会にも出場。東京・西麻布のLOWMEL BEARでレッスン活動も行なっている