永井花奈がアイアンをアッパーに打っていた母に教えた“一本足打法”ドリル
ツアー1勝の永井花奈は何年もゴルフをしていない母を教えているときに気づいた。「トップから手で球をつかまえにいって、足が動いていないんですよ。アイアンで数字を見てみるとアッパー軌道で、どうやって打っているのって(笑)」と驚いた。下半身が使えていない母へ行ったレッスンとは?
配信日時:2024年4月5日 04時30分
ツアー1勝の永井花奈は何年もゴルフをしていない母を教えているときに気づいた。「トップから手で球をつかまえにいって、足が動いていないんですよ。アイアンで数字を見てみるとアッパー軌道で、どうやって打っているのって(笑)」と驚いた。下半身が使えていない母へ行ったレッスンとは?
「私も手を意識し過ぎると足が動かなくなるので、トップを上げて左足を一歩踏み出してから素振りをします。足の意識を高めるというよりは、そのまんま動かしてあげる。素振りだけでも変わると思いますよ」
少し狭いスタンスで立ち、トップのポジションまでいったら、左足を上げてアドレスの位置よりも外側に踏み出してクラブを振る。野球の一本足打法のような動きだ。そうすれば切り返しで強制的に下半身が先行する。母からは「こんな感覚はない」と言われたそう。「ある程度素振りをしたら、実際にボールを打ってみてください。手の意識が強い人は当たらないと思います」。
普段、手で打っている人には、一本足打法でタイミングを合わせるのは難しいだろう。このドリルはショートアイアンでグリーン手前に外しやすい人ほど効果てきめん。足が止まって手で合わせにいくと、早くリリースしてロフトが寝てしまう。足を動かせばダウンブロー軌道でロフトを立てて当てることができ、番手なりの距離が打てるようになるのだ。
■永井花奈
ながい・かな/1997年生まれ、東京都出身。17年の「樋口久子 三菱電機レディス」でツアー初優勝。2020-21年シーズンに3年間守ってきたシードを落としたが、22年はメルセデス・ランキング14位でシード返り咲きを果たした。
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●「アイアンが苦手」という永井花奈は、インパクトで詰まる動きを解消するため、野球の動きをゴルフスイングに応用している。関連記事【アイアンが苦手な永井花奈が取り入れたティバッティング】をチェックしよう。