左足上がり・下がりは指差しアドレスでミート率アップ! ツマ先下がりで右へのミスを防ぐには…
練習場ではいいショットが打てるのに、コースに出ると安定しない……そんな悩みを抱えるゴルファーは多いはず。ただ、そのミスはコースのちょっとした罠に気が付けていないからかもしれない。今回は、ツアープロの市原建彦、プロキャディ市原大輔の“市原兄弟”に罠を回避する方法を聞いた。
配信日時:2024年9月18日 03時15分
練習場ではいいショットが打てるのに、コースに出ると安定しない……そんな悩みを抱えるゴルファーは多いはず。ただ、そのミスはコースのちょっとした罠に気が付けていないからかもしれない。今回は、ツアープロの市原建彦、プロキャディ市原大輔の“市原兄弟”に罠を回避する方法を聞いた。
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大輔:セカンドショット以降、打ち上げや打ち下ろしでミスするアマチュアの方が多い気がするけど、何か気を付けていることはある?
建彦:「指差しアドレス」かな。打ち上げの場合は左手で最高到達点を指差して、そのままアドレスに入る。そうすると、右肩が少し下がったちょうどいい角度になるんだよ。打ち下ろしの場合は、斜め下を指差してからアドレスするのがおすすめ。
大輔:傾斜に反応して、極端にどちらかの肩を下げてしまう人もいるけど、指差しアドレスならちょうどいい角度になるね。
建彦:傾斜だと、ツマ先下がりも要注意。アドレスしたとき視線が右に向きやすい。
大輔:そうそう。だから後方からの目標確認が大切だよね。
建彦:ライの状況的にも、インパクト時にトゥが下がってフェースが右を向きやすい。視線も右になっているから、右に出て右に曲がるボールになってしまいがち。私は、左足を靴半足分後ろに引いて、オープンスタンスで対策しています。
大輔:女子プロでも左足をオープンにする選手は多いね。そこから左に振り抜いて、右へのミスをしないようにしているね。
建彦:もう1つポイントは、ボール位置。体の中心からボール2個分くらい左にするだけでつかまりが良くなるから、ドロー回転がかかる。右に飛んで戻ってこない打球にはならないのでおすすめですよ。
■市原建彦
いちはら・たつひこ/1978年生まれ、神奈川県出身。名門・水城高校時代に世界ジュニアで優勝。プロに転向してからは2006年に弟・大輔をキャディにして日本ツアー初優勝。神崎カントリー倶楽部所属。
■市原大輔
いちはら・だいすけ/1980年生まれ、神奈川県出身。日本ジュニアで10位、世界ジュニアで6位になるなど、競技で活躍。現在は女子ツアーでキャディをしており、臼井麗華の初優勝にも貢献した。
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