中嶋常幸がクラチャンを目指す“えなりくん”に教えた『緊張』にも『飛ばし』にも効くルーティン
ラジオ番組での共演をきっかけに意気投合した中嶋常幸と、ベストスコア「72」という芸能界屈指の実力を持つえなりかずきさんが、1泊2日のゴルフ合宿を行った。
配信日時:2024年5月7日 23時15分
ラジオ番組での共演をきっかけに交流が始まった中嶋常幸とえなりかずきさんが、1泊2日のゴルフ合宿を行った。そこで、クラブチャンピオンを目指すえなりさんが、ツアー通算48勝のレジェンドに悩みを相談。緊張の中で良いショットを打つコツも、ここ一番で飛ばすコツも「ルーティン」にあった。
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【えなり】昨年クラチャンに出たのですが、緊張のあまり、大叩きしてしまいました。
【中嶋】緊張感やプレッシャーに勝つには、自分なりのルーティンを作ることが大事。どんな場面でも毎回同じことをすれば、それに集中でき、体がスムーズに動くのでいつものパフォーマンスが発揮できるんだ。
【えなり】後ろから目標を見て、ボールに入って、打つまでのルーティンですね。
【中嶋】ポイントは目標設定から球を打つまでの動作だけでなく、「歩数」と「時間」も常に一定にすること。僕の場合、球の後方に立ち、左足から前に踏み出して3歩でアドレス。大きめのワッグルを入れて合計14~15秒で球を打つ。レギュラーツアー時代のオフシーズンは、このルーティン作りの練習ばかりやっていたよ。
【えなり】僕のルーティンは短かったり長かったりしてバラバラ。ルーティンの重要性を改めて感じました。
【中嶋】球を打つ前からスイングは始まっているんだよ。
【えなり】次に「ここ一番」という場面での飛ばしのテクニックを教えてください。
【中嶋】スイングを変えるのは大きなミスと背中合わせでリスクが高いよね。それよりルーティンを応用するのが簡単でオススメ。
【えなり】飛ばしもルーティンなんですね。
【中嶋】球の後方に立って目標を決めるときに、いつもより少し遠くに立ってみよう。そして大股で歩いてアドレスに入る。こうすると筋肉により多くの刺激が加わり、体が大きく動くので飛距離が出るんだ。ちなみに、アイアンのライン出しのように方向性を重視するときは、近くに立って歩幅を狭くする。これが僕のとっておきのテクニックだよ。
【えなり】とても勉強になりました。ありがとうございました!
■えなりかずき
1984年生まれ、東京都出身。3歳で子役としてデビューし、数多くのドラマやバラエティ番組で活躍。多忙でも月2回はラウンドするという芸能界屈指のゴルフ好き。昨年はベストスコア「72」をマーク。
■中嶋常幸
なかじま・つねゆき/1954年生まれ、群馬県出身。73年の日本アマを当時最年少記録となる18歳で優勝。75年にプロ入りし、レギュラーツアー48勝、4度の賞金王を獲得したレジェンド。
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