バンカー嫌いな人、集まれ! たったひとつ『左手首のコック』だけで簡単に脱出できる【担当記者が本当に苦手を克服したレッスン】
芝ではなく砂から、しかもフェースを開いて打つバンカーは苦手な人も多い。そんなバンカーショットを一発で出す方法とは?
配信日時:2024年4月9日 22時02分
バンカーでは『フェースを思い切り開く』とよく聞く。かつて世界一にも輝いた宮里藍をはじめ、プロはフェースを大きく開いて打っているが、アマチュアのほとんどは開き方が足りずにミスしていると宮里藍の父でありコーチの優氏はいう。ただ、開くのが苦手なアマチュアが多いのもまた事実。大丈夫、スクエアに構えても、ちゃんと脱出できる方法があるという。
「そもそもバンカー脱出のキモは砂を打つこと。つまり『ダフればいい』のです。そのために、フェースは天井を向くくらい思い切り開こうというのがセオリーです。それはなぜか。フェースを開くことでバンスが出っ張り、インパクトでどれだけ強くダフっても必要以上に砂の中にクラブが潜らなくなります。バンスがクラブを滑らせながら砂を前に押し出すようにしてくれるので、砂を打ちながらボールを出せるのです」
フェースを開くことの重要さは理解したが、開けない人はどうすればいいのか?
「スクエアに構えても、バックスイングでは『左手首を甲側に折るようにコック』してください。そうすればフェースが開くので、自然とバンスの効いたインパクトになります。あとはヘッドを砂に強く打ち付けるだけ。レッスンを付け足すとしたら、ドスンと打って終わりではなく、フォローは高く抜きましょう。球を上げるのはフォローの役目なので、高いフォローを意識すれば球は上方向に向かって飛んでくれます」
左手を甲側に折ればフェースは開く。スクエアに構えてもバックスイングでフェースを開き、そのまま落とせばいいだけなのだ。難しく考えず、砂をピンに飛ばすイメージで『ダフって打つ』だけなら、バンカーが苦手な人も一発脱出できる。担当記者が一発でバンカー嫌いを克服したレッスン、ぜひお試しを。
◾️宮里 優
29歳でゴルフをはじめ、独学でゴルフ理論を構築。36歳の時に男子プロトーナメントの大京オープンにアマチュアとして出場。その後、ティーチングプロの道を歩む。子供たちと一緒に楽しみたいとやらせたゴルフだが、結果的に聖志・優作・藍の3人共プロゴルファーの道を選んだ。
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