<RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント 最終日◇26日◇芥屋ゴルフ倶楽部(7,151ヤード・パー72)>
わずか50cmのパーパット。だが、打つ本人は震えていた。人生で初めてのウイニングパットに手の震えは止まらず、「もう(震えは)止まらないと思って」と打った球はカップに収まり、出水田大二郎がプロ転向8年目にしてうれしい初優勝を挙げた。
【写真】両親とともにカップを掲げる出水田
前半は初めて最終日を首位で迎えたとは思えない、堂々たるものだった。4番、6番とバーディを奪えば9番パー5ではもう少しでイーグルかというプレー。「出水田で決まったな」。そんな声がどこかから聞こえてくるほどだった。
だが、サンデーバックナインの魔物が25歳を襲う。11番でバーディを奪ったものの、14番でこの日最初のボギーを叩くと、バーディを獲りたい次のパー5でアプローチを寄せきれずパー。次の16番では「前のホールの分、無理してしまった。ティショットを引っかけてしまった」とここでもボギー。「流れが良くなかった」と先にトータル13アンダーでホールアウトしていたチェ・ホソン(韓国)と首位に並んでしまう。
自分で「メンタルが弱い方だと思う」と話す出水田だが、この日は違った。「18番がパー5だしそこまで焦らなかった」。すると次の17番パー3でティショットを5mにつけると、これを沈めてバーディ。クールな男が右こぶしを握る会心の一打で再びリードを奪うと、18番は3オン2パットでパーをセーブし、右手、そして両手を挙げて勝利の味を噛みしめた。
わずか50cmのパーパット。だが、打つ本人は震えていた。人生で初めてのウイニングパットに手の震えは止まらず、「もう(震えは)止まらないと思って」と打った球はカップに収まり、出水田大二郎がプロ転向8年目にしてうれしい初優勝を挙げた。
【写真】両親とともにカップを掲げる出水田
前半は初めて最終日を首位で迎えたとは思えない、堂々たるものだった。4番、6番とバーディを奪えば9番パー5ではもう少しでイーグルかというプレー。「出水田で決まったな」。そんな声がどこかから聞こえてくるほどだった。
だが、サンデーバックナインの魔物が25歳を襲う。11番でバーディを奪ったものの、14番でこの日最初のボギーを叩くと、バーディを獲りたい次のパー5でアプローチを寄せきれずパー。次の16番では「前のホールの分、無理してしまった。ティショットを引っかけてしまった」とここでもボギー。「流れが良くなかった」と先にトータル13アンダーでホールアウトしていたチェ・ホソン(韓国)と首位に並んでしまう。
自分で「メンタルが弱い方だと思う」と話す出水田だが、この日は違った。「18番がパー5だしそこまで焦らなかった」。すると次の17番パー3でティショットを5mにつけると、これを沈めてバーディ。クールな男が右こぶしを握る会心の一打で再びリードを奪うと、18番は3オン2パットでパーをセーブし、右手、そして両手を挙げて勝利の味を噛みしめた。