<日本オープン 2日目◇12日◇横浜カントリークラブ(7,257ヤード・パー71)>
暗闇がコースを包み始めた「日本オープン」2日目の午後。INコースで猛チャージをかける選手が現れた。日本大学2年生、これまで国内ツアーに出場経験が一度もない、桂川有人(かつらがわ・ゆうと)だ。12番のバーディを皮切りに、13番でも10メートル、14番パー5ではイーグル。15番からも3連続バーディで、「65」の大爆発。一気に首位の座を奪った。
【写真】最終ホールはこんなに暗かったです
4選手がトータル7アンダーで並ぶなか、桂川はトータル8アンダーでホールアウト。昨年、優勝争いを演じた金谷拓実(東北福祉大2年)の例があるだけに、すっかり暗くなった会場は色めき立った。「自分でも信じられないです。気づいたらトップに立っていたという状況です」と、静かに答えた。
愛知県清須市出身で、中学までを同地で過ごすと、「練習場の知り合いの方から話を聞いて、フィリピンに行くことにしました」と、留学先としては珍しい地を選択した。高校は「WI-FIです」と、通信制のルネサンス豊田高校に進学。フィリピンの地で「家の隣がゴルフ場」という環境のなか、ゴルフ漬けの日々を手に入れた。
2週前の「トップ杯東海クラシック」のマンデートーナメントに出場も2打足りずに出場権を逃し、プロツアーは今回の国内最強決定戦が初。ツアーデビューでいきなりの予選トップ通過に、「まだ実感がありません。まずは予選通過が目標だったので、次はまだ考えていません」と笑う。とはいえ、同学年の金谷の活躍もあって、「優勝争いをしたいと思っていました」と、堂々トーナメントリーダーとして、争いの一角を勝ち取った。
暗闇がコースを包み始めた「日本オープン」2日目の午後。INコースで猛チャージをかける選手が現れた。日本大学2年生、これまで国内ツアーに出場経験が一度もない、桂川有人(かつらがわ・ゆうと)だ。12番のバーディを皮切りに、13番でも10メートル、14番パー5ではイーグル。15番からも3連続バーディで、「65」の大爆発。一気に首位の座を奪った。
【写真】最終ホールはこんなに暗かったです
4選手がトータル7アンダーで並ぶなか、桂川はトータル8アンダーでホールアウト。昨年、優勝争いを演じた金谷拓実(東北福祉大2年)の例があるだけに、すっかり暗くなった会場は色めき立った。「自分でも信じられないです。気づいたらトップに立っていたという状況です」と、静かに答えた。
愛知県清須市出身で、中学までを同地で過ごすと、「練習場の知り合いの方から話を聞いて、フィリピンに行くことにしました」と、留学先としては珍しい地を選択した。高校は「WI-FIです」と、通信制のルネサンス豊田高校に進学。フィリピンの地で「家の隣がゴルフ場」という環境のなか、ゴルフ漬けの日々を手に入れた。
2週前の「トップ杯東海クラシック」のマンデートーナメントに出場も2打足りずに出場権を逃し、プロツアーは今回の国内最強決定戦が初。ツアーデビューでいきなりの予選トップ通過に、「まだ実感がありません。まずは予選通過が目標だったので、次はまだ考えていません」と笑う。とはいえ、同学年の金谷の活躍もあって、「優勝争いをしたいと思っていました」と、堂々トーナメントリーダーとして、争いの一角を勝ち取った。