そんな木下には、「あまり出して欲しくない」と思わず苦笑いしてしまう過去も。それが金髪、ロン毛のいわゆる“ギャル男”時代があったことだ。
高校卒業後は日大に進学。しかしプロを目指すために3年生で中退した。そのときに「これまでゴルフばかりだったし、他の同世代がやっていることをしてみたい」という気持ちから、ガラリと“イメチェン”を敢行した。当時の写真をみると、かつて10代のギャルたちのバイブルだった雑誌『egg』に登場しても、違和感のない風貌だ。
さらにプロテストも“ギャル男スタイル”で受験。その姿を見た日本プロゴルフ協会の面々から大目玉を食らったという経験も持っている。これを機に髪の色なども戻したそうで、「ほんとに、この話はこれ以上掘らないでください(笑)。その格好は半年くらいだったので」と、誰にでもある若気の至りについて弁明した。
「人見知りだし。今はひっそりとしていたい」と語る木下だが、今大会ではそうもいっていられない。優勝争いをする1人として、自身初の最終日最終組スタートと、大きな注目を集めながらのティオフとなる。「最後まで震えながらプレーする位置にいることができたら成長できる」。終盤まで優勝を狙える位置でのプレーに意気込んだ。
最後にポツリとこぼした「本当は1組前とかその前あたりのスタートがいいんですが…」という気持ちを“偽り”ながら、強気なゴルフでツアー初優勝をつかむ。(文・間宮輝憲)
高校卒業後は日大に進学。しかしプロを目指すために3年生で中退した。そのときに「これまでゴルフばかりだったし、他の同世代がやっていることをしてみたい」という気持ちから、ガラリと“イメチェン”を敢行した。当時の写真をみると、かつて10代のギャルたちのバイブルだった雑誌『egg』に登場しても、違和感のない風貌だ。
さらにプロテストも“ギャル男スタイル”で受験。その姿を見た日本プロゴルフ協会の面々から大目玉を食らったという経験も持っている。これを機に髪の色なども戻したそうで、「ほんとに、この話はこれ以上掘らないでください(笑)。その格好は半年くらいだったので」と、誰にでもある若気の至りについて弁明した。
「人見知りだし。今はひっそりとしていたい」と語る木下だが、今大会ではそうもいっていられない。優勝争いをする1人として、自身初の最終日最終組スタートと、大きな注目を集めながらのティオフとなる。「最後まで震えながらプレーする位置にいることができたら成長できる」。終盤まで優勝を狙える位置でのプレーに意気込んだ。
最後にポツリとこぼした「本当は1組前とかその前あたりのスタートがいいんですが…」という気持ちを“偽り”ながら、強気なゴルフでツアー初優勝をつかむ。(文・間宮輝憲)