<三井住友VISA太平洋マスターズ 最終日>◇14日◇太平洋クラブ 御殿場コース(7,246ヤード・パー72)
「とにかくこれ以上最高な瞬間はないという感じでした」最後のバーディパットを決めた瞬間、拳を握り締め静かに歓声に酔いしれた。そこに派手なパフォーマンスはなく、ただただ最高の瞬間を味わう石川遼がいただけだ。「三井住友VISA太平洋マスターズ」の最終日、トータル9アンダー首位タイからスタートした石川遼が、最終スコアトータル14アンダーまで伸ばし、欲しかったタイトルで今季3勝目を挙げた。
「石川遼1打速報」で全ストロークを振り返る
首位で迎えた最終日、大歓声に後押しされてスタートした1番はボギー。3番パー5では3打目のバンカーショットをミスして「アーッ!」と声を上げ怒りをあらわにするなど不穏な立ち上がりだった。だが、その空気を一掃したのが1つバーディを取り返して迎えた5番ホールだ。セカンドをピン左10メートルにつけると、マウンドを越える難しいラインをねじ込みバーディを奪取。「良いバーディパットでした。あれが決まって抜け出せた感じがあった。そこから良いプレーが出来てどんどんゴルフに自信を持てるようになっていきました」さらに続くパー5の6番もバーディとし、ここで優勝争いの混戦から一歩リードした。
良いリズムは改造中で安定感を欠いていたスイングにも好影響をもたらす。トータル11アンダーで迎えた9番。スプーンで放ったティショットは明らかに今までとは違った感覚だった。「今日で一番良いスイングだった。最高なタイミングでインパクトを迎えられました」その手応えを残したままセカンドも1メートルにつけバーディ。そして圧巻は続く10番だ。これまで3日間は刻みを選択してきたホールだが、この日は自信を持ってドライバーをチョイス。「ピンが右だったので左のラフは問題ないと思って思い切り左に振りぬきました」推定330ヤードのビッグドライブを叩き出しバーディを奪うと、11番パー5もバーディを奪い2位との差を一気に引き離した。
終盤を迎える前に差は開いていたが石川の心に緩みはなかった。「最後は来週につながるようなプレーをしたいと思っていた」11番以降は伸び悩み最終ホールを迎えた時点でブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)に1打差と迫られていたが、最終18番は2オンに成功させるときっちりバーディ。「ティショットで逃げないでよかった。攻めていくことが最終的に貯金につながりましたね」最後は2打差をつけて充実の4日間を締めくくった。
「とにかくこれ以上最高な瞬間はないという感じでした」最後のバーディパットを決めた瞬間、拳を握り締め静かに歓声に酔いしれた。そこに派手なパフォーマンスはなく、ただただ最高の瞬間を味わう石川遼がいただけだ。「三井住友VISA太平洋マスターズ」の最終日、トータル9アンダー首位タイからスタートした石川遼が、最終スコアトータル14アンダーまで伸ばし、欲しかったタイトルで今季3勝目を挙げた。
「石川遼1打速報」で全ストロークを振り返る
首位で迎えた最終日、大歓声に後押しされてスタートした1番はボギー。3番パー5では3打目のバンカーショットをミスして「アーッ!」と声を上げ怒りをあらわにするなど不穏な立ち上がりだった。だが、その空気を一掃したのが1つバーディを取り返して迎えた5番ホールだ。セカンドをピン左10メートルにつけると、マウンドを越える難しいラインをねじ込みバーディを奪取。「良いバーディパットでした。あれが決まって抜け出せた感じがあった。そこから良いプレーが出来てどんどんゴルフに自信を持てるようになっていきました」さらに続くパー5の6番もバーディとし、ここで優勝争いの混戦から一歩リードした。
良いリズムは改造中で安定感を欠いていたスイングにも好影響をもたらす。トータル11アンダーで迎えた9番。スプーンで放ったティショットは明らかに今までとは違った感覚だった。「今日で一番良いスイングだった。最高なタイミングでインパクトを迎えられました」その手応えを残したままセカンドも1メートルにつけバーディ。そして圧巻は続く10番だ。これまで3日間は刻みを選択してきたホールだが、この日は自信を持ってドライバーをチョイス。「ピンが右だったので左のラフは問題ないと思って思い切り左に振りぬきました」推定330ヤードのビッグドライブを叩き出しバーディを奪うと、11番パー5もバーディを奪い2位との差を一気に引き離した。
終盤を迎える前に差は開いていたが石川の心に緩みはなかった。「最後は来週につながるようなプレーをしたいと思っていた」11番以降は伸び悩み最終ホールを迎えた時点でブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)に1打差と迫られていたが、最終18番は2オンに成功させるときっちりバーディ。「ティショットで逃げないでよかった。攻めていくことが最終的に貯金につながりましたね」最後は2打差をつけて充実の4日間を締めくくった。