<ダンロップフェニックス 3日目>◇20日◇フェニックスカントリークラブ(7,010ヤード・パー71)
歴史に残る大激闘。最後はフェニックスの神が池田勇太に微笑んだ。2位に3打差をつけて迎えた「ダンロップフェニックス」最終日。逃げ切りを図る池田を猛追したのはやはりこの男だった。池田とは5打差で2組前をスタートした金庚泰(キム・キョンテ)(韓国)は、2番パー4でセカンドを直接放り込むスーパーイーグルを奪うとここから一気に爆発。3番から3連続バーディ、6番はボギーとしたものの7番、9番とバーディを奪い池田との差を一気に詰めていく。
池田勇太の今季成績
しかし、逃げる池田も「日に日に良くなっていった」というショットを武器に2番でバーディ、4番からはこちらも3連続バーディを奪い賞金ランク1位のキョンテを引き離しにかかる。その後、池田は11番でこの日初のボギー、すぐさま2つのバーディで盛り返したがここからは苦しい時間帯が続く。その間キョンテは11番、15番、16番とバーディを積み重ね、気づけば池田15アンダー、キョンテ14アンダーと1打差。一気にキョンテがとらえるかに思われた。
しかし、追い上げモードで迎えたキョンテの17番。ここで両雄の明暗がくっきり分かれる。パー3のティショットはキックが悪くグリーン左のラフ。ピンが近い難しいライから1打でグリーンに乗せることが出来ず痛恨のダボを叩いてしまう。一方同時刻に15番をプレーしていた池田も4メートルのパーパットを残すピンチを迎えていたが、ここを気合いのパーセーブ。力強く拳を握り締めた池田にここで勝負の流れが一気に傾いた。残りホールはスコアを伸ばせなかったものの、最後までリードを守りきってみせた。
フェニックス史上6人目の日本人王者。近年では02年の横尾要以来の栄冠だ。海外からの招待選手が幅をきかせてきた歴史をぶちやぶったことだけで快挙だが、なにより池田にとって大きいのは、憧れの尾崎将司が3連覇を果たし通算100勝目を達成した舞台であることだ。「憧れの人に少し近づけたのかな。自分が上達してきているのかなと思います」とジャンボの背中にまた1歩近づけたことをなによりも喜んだ。
歴史に残る大激闘。最後はフェニックスの神が池田勇太に微笑んだ。2位に3打差をつけて迎えた「ダンロップフェニックス」最終日。逃げ切りを図る池田を猛追したのはやはりこの男だった。池田とは5打差で2組前をスタートした金庚泰(キム・キョンテ)(韓国)は、2番パー4でセカンドを直接放り込むスーパーイーグルを奪うとここから一気に爆発。3番から3連続バーディ、6番はボギーとしたものの7番、9番とバーディを奪い池田との差を一気に詰めていく。
池田勇太の今季成績
しかし、逃げる池田も「日に日に良くなっていった」というショットを武器に2番でバーディ、4番からはこちらも3連続バーディを奪い賞金ランク1位のキョンテを引き離しにかかる。その後、池田は11番でこの日初のボギー、すぐさま2つのバーディで盛り返したがここからは苦しい時間帯が続く。その間キョンテは11番、15番、16番とバーディを積み重ね、気づけば池田15アンダー、キョンテ14アンダーと1打差。一気にキョンテがとらえるかに思われた。
しかし、追い上げモードで迎えたキョンテの17番。ここで両雄の明暗がくっきり分かれる。パー3のティショットはキックが悪くグリーン左のラフ。ピンが近い難しいライから1打でグリーンに乗せることが出来ず痛恨のダボを叩いてしまう。一方同時刻に15番をプレーしていた池田も4メートルのパーパットを残すピンチを迎えていたが、ここを気合いのパーセーブ。力強く拳を握り締めた池田にここで勝負の流れが一気に傾いた。残りホールはスコアを伸ばせなかったものの、最後までリードを守りきってみせた。
フェニックス史上6人目の日本人王者。近年では02年の横尾要以来の栄冠だ。海外からの招待選手が幅をきかせてきた歴史をぶちやぶったことだけで快挙だが、なにより池田にとって大きいのは、憧れの尾崎将司が3連覇を果たし通算100勝目を達成した舞台であることだ。「憧れの人に少し近づけたのかな。自分が上達してきているのかなと思います」とジャンボの背中にまた1歩近づけたことをなによりも喜んだ。