<関西オープンゴルフ選手権競技 最終日◇25日◇有馬ロイヤルゴルフクラブ ロイヤルコース(兵庫県)◇7103ヤード・パー71>
最終日の優勝争いはチャン・キム(米国)と星野陸也の激しいつばぜり合いとなった。キムは前半を3バーディ・ボギーなしのトータル15アンダーで折り返し、この時点では2位の星野に2打差をつけて完全に試合の主導権を握っていた。なのに、なぜ星野に優勝をさらわれてしまったのか。
懸命な捜索もボールは見つからず…【写真】
「バックナインは風が強くてタフだった。タフなホールに限ってアゲインストだった。最後の5ホールは木も多くて、風を読むのが難しかった。低い球を打つのも得意じゃない」とキムは振り返る。
10番まで4つのバーディを積み重ねて順調にスコアを伸ばしていたキムが、初めてボギーを打ったのは12番。そこから前半の隙のないゴルフが嘘のように、14番、16番でもボギーを叩いて、ついに星野に逆転を許した。この日初めて1打ビハインドとなり、350ヤードの17番パー4でキムは勝負をかける。
キムは19年シーズンにはドライバー平均飛距離315.83ヤードマークするなど、同部門で3度1位に輝いた飛ばし屋。ほとんどの選手がティショットを刻む17番でドライバーを抜くと、しっかり振り切ってグリーン近くまで運び、きっちり1メートルに寄せてバーディ。しかも、キムがこのパー4で狙っていたのはバーディではない。「1打ビハインドだったから、できればチップイン・イーグルが獲りたかった」。狙い通りではなかったが、星野をとらえて最終18番ホールを迎える。
最終日の優勝争いはチャン・キム(米国)と星野陸也の激しいつばぜり合いとなった。キムは前半を3バーディ・ボギーなしのトータル15アンダーで折り返し、この時点では2位の星野に2打差をつけて完全に試合の主導権を握っていた。なのに、なぜ星野に優勝をさらわれてしまったのか。
懸命な捜索もボールは見つからず…【写真】
「バックナインは風が強くてタフだった。タフなホールに限ってアゲインストだった。最後の5ホールは木も多くて、風を読むのが難しかった。低い球を打つのも得意じゃない」とキムは振り返る。
10番まで4つのバーディを積み重ねて順調にスコアを伸ばしていたキムが、初めてボギーを打ったのは12番。そこから前半の隙のないゴルフが嘘のように、14番、16番でもボギーを叩いて、ついに星野に逆転を許した。この日初めて1打ビハインドとなり、350ヤードの17番パー4でキムは勝負をかける。
キムは19年シーズンにはドライバー平均飛距離315.83ヤードマークするなど、同部門で3度1位に輝いた飛ばし屋。ほとんどの選手がティショットを刻む17番でドライバーを抜くと、しっかり振り切ってグリーン近くまで運び、きっちり1メートルに寄せてバーディ。しかも、キムがこのパー4で狙っていたのはバーディではない。「1打ビハインドだったから、できればチップイン・イーグルが獲りたかった」。狙い通りではなかったが、星野をとらえて最終18番ホールを迎える。