＜ダンロップフェニックス　2日目◇19日◇フェニックスカントリークラブ（宮崎県）◇7042ヤード・パー71＞

最終ホールまでは9アンダーでトップに立っていた片岡尚之だったが、最後の最後にボギーを叩いて1歩後退。それでも首位と2打差のトータル8アンダー・3位タイの好位置で決勝ラウンド進出を決めた。

賞金王、なにか良いことがあった？【写真】

10番ホールからスタートした片岡は、14番で最初のバーディを奪うと、16、17番で連続バーディ。560ヤードの18番パー5では、残り223ヤードのセカンドショットを4番アイアンで4.5メートルにつけ、「すごい傾斜でめちゃくちゃスライスするラインでしたが、何とか読み切った」と会心のイーグルを奪って折り返した。

続く1番もバーディとして、4ホールで5つ伸ばす大爆発。この勢いが同い年の古川雄大の闘志に火をつけたように、片岡もまた、「いいスコアで回っているので、負けられないと思った」と、古川にライバル心を燃やした。

今年24歳を迎える片岡、古川、大岩龍一はツアーでも仲良し。「ゴルフ中はもちろんライバルですし、終われば友達。毎日高めあってやっています」と片岡は話す。ツアーでは今季2勝を挙げて賞金ランキングトップに立つ金谷拓実を筆頭に、1勝の片岡、すでに賞金シードを確定させている古川、大岩、石坂友宏と20代前半の選手が台頭してきた。