“球を操作する”といっても、なんでもかんでも曲げてピンを攻めるわけではない。「ドライバーでフェードは打てない、スプーンではドローは打てない、アイアンでドローは打てない」と割り切っている。普通はグリーン左サイドにピンが切ってあれば、セカンドショットのアイアンはグリーンの真ん中からドローをかけて攻めていくのがセオリー。しかし、堀川の場合は「ドローが打てないので、ピンからのフェードで右サイドに打ってパッティング。それだけです」と自分の苦手なことはしない。そのマネジメントは徹底している。
■極太グリップは「フェースの開閉が少ない」
堀川といえば、プロになる前から極太グリップを使っていることでも有名。かつては下巻きテープを7重巻きにしているときもあったが、いまはエリートグリップで二番目に太い『Y360sXT TOUR20』(バックライン無し)を挿している。それでも下巻きは3重巻きにしているのだが…。
「例えば、インパクトでズレてフェースの開閉が起こったとき、細いシャフトで5ミリ動けばフェース面はかなり動くけど、太いシャフトならフェース面は少ししか動かない。太ければ太いだけ、フェースの開閉は少ないと思う」と、やはり飛ばすことよりも、曲げないことを第一に考えている。
■ノンインサートは「すごく飛んでくれる」
そして、20年にパターイップスを発症した堀川は、センターシャフトでマレット型のノンインサートパター『ファントムX 6STR』を使う。「あのパターは振りに対してすごく飛んでくれるという利点がある。“打つ”という動作はあまり得意ではないので、小さい動きで飛んでくれたほうが、僕的にパッティングエラーが出にくい」。
イップスを発症すると、“重いグリーンで上り”といった、自分で打たなければならない動きが苦手になる。だから、小さな振り幅で広いレンジを打てるパターの方がいい。やわらかいインサートのパターは、ソフトな打感で高速グリーンでもパンチが入りにくいという利点があるが、いまの堀川にはマイナスに働くようだ。
そして、センターシャフトを使うことに関しては、シャフトとフェースのオフセットが少ないためインパクトで緩みにくいことに加え、「ショートパットに強いし、芯をズラして球を操作しやすい」という利点がある。
■極太グリップは「フェースの開閉が少ない」
堀川といえば、プロになる前から極太グリップを使っていることでも有名。かつては下巻きテープを7重巻きにしているときもあったが、いまはエリートグリップで二番目に太い『Y360sXT TOUR20』(バックライン無し)を挿している。それでも下巻きは3重巻きにしているのだが…。
「例えば、インパクトでズレてフェースの開閉が起こったとき、細いシャフトで5ミリ動けばフェース面はかなり動くけど、太いシャフトならフェース面は少ししか動かない。太ければ太いだけ、フェースの開閉は少ないと思う」と、やはり飛ばすことよりも、曲げないことを第一に考えている。
■ノンインサートは「すごく飛んでくれる」
そして、20年にパターイップスを発症した堀川は、センターシャフトでマレット型のノンインサートパター『ファントムX 6STR』を使う。「あのパターは振りに対してすごく飛んでくれるという利点がある。“打つ”という動作はあまり得意ではないので、小さい動きで飛んでくれたほうが、僕的にパッティングエラーが出にくい」。
イップスを発症すると、“重いグリーンで上り”といった、自分で打たなければならない動きが苦手になる。だから、小さな振り幅で広いレンジを打てるパターの方がいい。やわらかいインサートのパターは、ソフトな打感で高速グリーンでもパンチが入りにくいという利点があるが、いまの堀川にはマイナスに働くようだ。
そして、センターシャフトを使うことに関しては、シャフトとフェースのオフセットが少ないためインパクトで緩みにくいことに加え、「ショートパットに強いし、芯をズラして球を操作しやすい」という利点がある。