ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ

注目!
ツアー情報

石川遼が終盤に猛追 17番イーグルで吠えた!「1年間やってこなかった攻め」

石川遼が終盤に猛追 17番イーグルで吠えた!「1年間やってこなかった攻め」

所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura

配信日時:2022年12月4日 17時56分

続く16番パー4で4メートルのチャンスを外して、追撃モードがしぼみつつあった。しかし、17番パー5。残り220ヤードを「4番ユーティリティと5番アイアン。どちらも選択肢にあった」と、セーフティにいくならグリーンの奥に外さない5番アイアン、ピンまで届かせるなら4番ユーティリティという状況で、「リスクを取って」4番ユーティリティを選択した。これは「右に抜けちゃった」とピンの右13メートルに乗せる。

これも「寄せにいくのではなく、3パットのリスクは受け入れて狙った」。フックラインを薄めに読んでしっかり打って決めきると、最近では珍しく右の拳を握って吠える大きなアクションを見せた。このイーグルで一気にトップと1打差まで迫った。

この勢いのまま、最難関の18番パー3のティショットも「普段はあのロケーションでバーディはほぼ狙わないですけど、いいショットが打てればピンの左1メートルにつくイメージで打った」と果敢にピンを狙った。しかし、「集中できていたし、乗れていましたけど、気持ちが前に出てしまった」とピン奥6メートルにオン。これを決めることはできず、1つ後ろの組を回っていた谷原秀人がトータル12アンダーまで伸ばしてホールアウトしたことで、優勝の可能性は潰えた。

この日、石川がみせたアグレッシブなゴルフは、この1年間封印してきたものだ。ボギーやダブルボギーのリスクを避け、ピンを狙うホールとそうでないホールのメリハリをつけて戦ってきた。以前は全ホールで握っていたドライバーも、いまはリスクがあれば握らない。優勝した「三井住友VISA太平洋マスターズ」でも、18番パー5ではプレーオフの2ホールも合わせて、一度もドライバーを打たなかった。

「最後の17番はこの1年間全然やってこなかった攻め方。VISAのときでもやらなかったアグレッシブにリスクを取ってプレーして、すごく楽しかった。いまの自分の力量もわかったので、すごく良かったです」

20年から3年間かけてスイング改造に取り組むとともに、コースマネジメントも変化させてきた。それは石川のパーオン率に表れている。3勝を挙げた19年は65.6%で33位タイだったが、今シーズンは69.1%で22位と数字が上がっている。「ピンばっかり狙うと狭い方に外れるリスクがあるので、それだとパーオン率の数字は下がる。代わりにバーディ率が上がるけど、トラブルでボギーになる確率が増えたり、ダブルボギーの可能性も上がるリスクがある」と話す。

関連記事

ゴルフ日本シリーズJTカップのニュース

JGTOツアー 週間アクセスランキング


大会情報

  1. JGTO
    開催中
    2025年4月24日 4月27日
    前澤杯 MAEZAWA CUP
  2. JLPGA
    中止
  3. PGA
    速報中
  4. LPGA
    速報中
    2025年4月24日 4月27日
    シェブロン選手権
  5. ACNツアー
    終了
    2025年4月23日 4月25日
    i Golf Shaper Challenge in 筑紫ヶ丘
  6. ステップ・アップ
    開催中
    2025年4月24日 4月26日
    大王海運レディス
  7. DPワールド
    速報中
    2025年4月24日 4月27日
    海南クラシック
  8. LIV GOLF
    開催前
    2025年4月25日 4月27日
    LIVゴルフ第6戦 at メキシコシティ
  9. アマチュア・他
    開催中
    2025年4月25日 4月27日
    IOA選手権

おすすめコンテンツ

関連サイト