1年間コツコツと続けてきたマネジメントは、ダブルボギーを激減させた。19年は65ラウンドで『26』個のダブルボギーを叩いたが、今季は79ラウンドで『14』個に抑えた。「タイガー（ウッズ）もずっとダブルボギーを打たない、パー5ではボギーを打たないって言っている。3パットしないとか、簡単なアプローチからは寄せワンするとか。そういう普通にやったらできそうなことだけど、上手い人ほど大事にしている。いろんなベテランの人を見ていて思う」。

そのなかで最後の最後にアグレッシブなゴルフをみせた石川。「まだまだだなと思うことがすごくあるので、だからこそすごく楽しみだし、すごく前向きになれますね」。新しい取り組みに対して手応は十分。来年につながる最終戦最終日となった。（文・下村耕平）