最近の悩みは終盤の数ホールという。「歩くのがきつい。残り1、2ホールで切実に感じます」。夏場には終盤の連戦を見越してトレーニングを積んだが、「それでもダメだから、今年の冬はどういう手を考えて、何をしようかなって思います。頭を使ってやろうかなって思います」。シーズンが終わったばかりだが、来季に向けてすでに計画を立てている。
何気なく出た「頭を使う」という言葉。これが “長生き”の秘訣である。海外の舞台を経験して早くからショートウッドを採用したり、6番アイアンは、より高さの出るユーティリティタイプにすることもある。道具に頼りながら、スイングの研究も熱心に行うなど屈強なパワーに勝る技術力をつけてきた。
来季は30名の限られた枠しかない最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の出場と50代でのツアー優勝を目標に掲げながら、「いきますよ、メインですよ」とシニアの世界にも目を向ける。「日本プロシニアと日本シニアオープンは勝ちたいですね。中嶋(常幸)さんしかやっていないですから」。中嶋はレギュラーツアーで「日本オープン」、「日本プロ」、「日本マッチプレー選手権」(1975年〜2003年まで)、「ゴルフ日本シリーズ」の4冠を達成し、シニアでも2冠挙げる日本タイトル最多保持者。片山は、「日本オープン」、「日本プロ」、「日本ゴルフツアー選手権」、「ゴルフ日本シリーズ」の4冠を達成しており、シニアの2冠を一つの目標とする。
また、国内シニアのみならず、海外のシニアメジャー、そして米シニアのPGAツアーチャンピオンズに参戦して、再び世界のトップ選手と同じ舞台に立つことを目指す。そのために効率のいいスイングの完成に力を注いできた。今年は米シニアの予選会がカシオワールドオープンの週と重なり断念したが、来季はスポット参戦で足掛かりをつかむ構えだ。2023年はレギュラーとシニア、二足のわらじを履く元年となる。
■台頭する若手に「すげーな」とは思わない
今季の国内男子ツアーは、優勝者の平均年齢が28.23歳と1985年以降では最年少と若手が躍動した。「(顔ぶれが)かなり変わったね、いいことですよ」と世代交代を喜ぶ。その一方で、「今の道具に慣れているうまさはあるけど、“すげーな”とは思わない。この技術は世界に通用するのってなったらまた違うと思う。もっと磨かなければならないことがたくさんある。世界には同じようなレベルの選手はたくさんいるからね」と更なる成長を期待する。
何気なく出た「頭を使う」という言葉。これが “長生き”の秘訣である。海外の舞台を経験して早くからショートウッドを採用したり、6番アイアンは、より高さの出るユーティリティタイプにすることもある。道具に頼りながら、スイングの研究も熱心に行うなど屈強なパワーに勝る技術力をつけてきた。
来季は30名の限られた枠しかない最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の出場と50代でのツアー優勝を目標に掲げながら、「いきますよ、メインですよ」とシニアの世界にも目を向ける。「日本プロシニアと日本シニアオープンは勝ちたいですね。中嶋(常幸)さんしかやっていないですから」。中嶋はレギュラーツアーで「日本オープン」、「日本プロ」、「日本マッチプレー選手権」(1975年〜2003年まで)、「ゴルフ日本シリーズ」の4冠を達成し、シニアでも2冠挙げる日本タイトル最多保持者。片山は、「日本オープン」、「日本プロ」、「日本ゴルフツアー選手権」、「ゴルフ日本シリーズ」の4冠を達成しており、シニアの2冠を一つの目標とする。
また、国内シニアのみならず、海外のシニアメジャー、そして米シニアのPGAツアーチャンピオンズに参戦して、再び世界のトップ選手と同じ舞台に立つことを目指す。そのために効率のいいスイングの完成に力を注いできた。今年は米シニアの予選会がカシオワールドオープンの週と重なり断念したが、来季はスポット参戦で足掛かりをつかむ構えだ。2023年はレギュラーとシニア、二足のわらじを履く元年となる。
■台頭する若手に「すげーな」とは思わない
今季の国内男子ツアーは、優勝者の平均年齢が28.23歳と1985年以降では最年少と若手が躍動した。「(顔ぶれが)かなり変わったね、いいことですよ」と世代交代を喜ぶ。その一方で、「今の道具に慣れているうまさはあるけど、“すげーな”とは思わない。この技術は世界に通用するのってなったらまた違うと思う。もっと磨かなければならないことがたくさんある。世界には同じようなレベルの選手はたくさんいるからね」と更なる成長を期待する。