<ゴルフ日本シリーズJTカップ 最終日◇2日◇東京よみうりカントリークラブ(7,023ヤード・パー70)>
国内男子ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」。43歳の藤田寛之が完璧すぎるシナリオを完結させた。6ストロークの大差を持ってスタートした最終日も最後まで影すら踏ませず、トータル18アンダーでフィニッシュ。2位に5打差をつけて大会3連覇、初の賞金王、そして自身が目標に掲げてきた世界ランキング50位以内での「マスターズ」出場も決定的と、すべてを手中におさめて見せた。
藤田寛之のプロフィール&今季成績
18番ホールをパーで終えるとギャラリーから“ヨッ!にっぽんいち!”の声が飛んだ。最終日も日本一に相応しいゴルフだった。2番バーディのあと、4番をボギーとしたが、6番、7番と連続バーディでカムバック。9番では「これが入ればでかいと思った」という5メートルのフックラインをねじ込んで珍しくガッツポーズ。わずかな望みを信じて追いかける後続の心をここでガッツリへし折った。
43歳にして初めて登り詰めた頂点。20代、30代の頃は自分がここまでの選手になるとは思えなかった。すべては「今までの積み重ねだと思う」。
若い頃から熱心に練習を重ねて行くスタイルは変わらなかった。ゴルフの円熟期を迎えて世界の舞台に手が届くところまで成長したものの、「マスターズ」など海外メジャーに挑戦するようになると「プロとして結果を残せないことに歯がゆさを感じていた」と、そのあまりの壁の高さに跳ね返された。
国内男子ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」。43歳の藤田寛之が完璧すぎるシナリオを完結させた。6ストロークの大差を持ってスタートした最終日も最後まで影すら踏ませず、トータル18アンダーでフィニッシュ。2位に5打差をつけて大会3連覇、初の賞金王、そして自身が目標に掲げてきた世界ランキング50位以内での「マスターズ」出場も決定的と、すべてを手中におさめて見せた。
藤田寛之のプロフィール&今季成績
18番ホールをパーで終えるとギャラリーから“ヨッ!にっぽんいち!”の声が飛んだ。最終日も日本一に相応しいゴルフだった。2番バーディのあと、4番をボギーとしたが、6番、7番と連続バーディでカムバック。9番では「これが入ればでかいと思った」という5メートルのフックラインをねじ込んで珍しくガッツポーズ。わずかな望みを信じて追いかける後続の心をここでガッツリへし折った。
43歳にして初めて登り詰めた頂点。20代、30代の頃は自分がここまでの選手になるとは思えなかった。すべては「今までの積み重ねだと思う」。
若い頃から熱心に練習を重ねて行くスタイルは変わらなかった。ゴルフの円熟期を迎えて世界の舞台に手が届くところまで成長したものの、「マスターズ」など海外メジャーに挑戦するようになると「プロとして結果を残せないことに歯がゆさを感じていた」と、そのあまりの壁の高さに跳ね返された。