国内男子ツアー「RIZAP KBCオーガスタ」で腰痛による長期離脱から本格復帰を果たし、初日から首位を守る完全優勝で復帰ロードの第一歩を踏み出した石川遼。2月の「AT&Tペブルビーチ・ナショナルプロアマ」急きょ欠場から約半年。クラブを振れない状態から始まった復帰への道程だっただけに、万感の思いを持って優勝カップを受け取った。ただ、4日間の感想を聞かれると口から出た言葉は、まず最終日最終18番パー5をパーで上がったことへの反省だった。
【関連】ツアー通算14個目のカップを手にした石川遼
「最後までバーディの可能性を持った上がり方ができればよかった。18番の3打目もピンを狙っていたのに精度が悪かった。自分の思った通りにできているわけではない。もっともっとプレッシャーのかかった場面ではああいうショットは命取りになる」。米ツアー復帰に向けて妥協は一切許さない。そんな姿勢は最後までつらぬいた。
今大会は自身の軸となるリズムがブレることなく、試合中に持ち直すことができた部分を評価した。ティショットを曲げてからのリカバリーショットが目立った4日間だったが「曲がっている印象を持たれるかもしれないですが、自分のなかで“枠から外れているショット”は少なかった。あとはその枠を狭めていけばいい」と以前よりもスイングのリズム感に手ごたえを得た。優勝という結果を手にした以上に、“進化するためにやってきたことが間違っていなかった”と優勝争いのなかで確認ができたのは大きなことだったという。
■長いリハビリの始まり
「椎間板、仙骨の炎症。安静にすることが大事です」故障が表面化した直後に受けた診断だ。日常生活は問題ないが、体を捻る動きをすると痛みがでるため、ゴルフだけができない。怪我が発覚したあとに結婚し「もし怪我をしていなかったら、結婚しても一緒にする時間が長くはなかった。一緒にいる時間ができたのは、人生のなかで見れば悪い時間ではなかった」というのは本音だ。
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「最後までバーディの可能性を持った上がり方ができればよかった。18番の3打目もピンを狙っていたのに精度が悪かった。自分の思った通りにできているわけではない。もっともっとプレッシャーのかかった場面ではああいうショットは命取りになる」。米ツアー復帰に向けて妥協は一切許さない。そんな姿勢は最後までつらぬいた。
今大会は自身の軸となるリズムがブレることなく、試合中に持ち直すことができた部分を評価した。ティショットを曲げてからのリカバリーショットが目立った4日間だったが「曲がっている印象を持たれるかもしれないですが、自分のなかで“枠から外れているショット”は少なかった。あとはその枠を狭めていけばいい」と以前よりもスイングのリズム感に手ごたえを得た。優勝という結果を手にした以上に、“進化するためにやってきたことが間違っていなかった”と優勝争いのなかで確認ができたのは大きなことだったという。
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「椎間板、仙骨の炎症。安静にすることが大事です」故障が表面化した直後に受けた診断だ。日常生活は問題ないが、体を捻る動きをすると痛みがでるため、ゴルフだけができない。怪我が発覚したあとに結婚し「もし怪我をしていなかったら、結婚しても一緒にする時間が長くはなかった。一緒にいる時間ができたのは、人生のなかで見れば悪い時間ではなかった」というのは本音だ。