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「ゴルフが嫌いになって…」“平仮名元年”に花咲く 塚田よおすけが9年ぶり復活V

40歳の塚田よおすけが念願のツアー2勝目をつかんだ。

所属 ライター
田中宏治 / Koji Tanaka

配信日時:2025年11月23日 17時33分

“平仮名元年”で悲願成就。塚田よおすけが9年ぶり復活V
“平仮名元年”で悲願成就。塚田よおすけが9年ぶり復活V (撮影:米山聡明)

<ダンロップフェニックス 最終日◇23日◇フェニックスカントリークラブ(宮崎県)◇7117ヤード・パー70>

単独首位でスタートした塚田よおすけが「67」のラウンドで後続を突き放し、トータル13アンダーで9年ぶりとなる通算2勝目を飾った。

【写真】愛する家族とトロフィーを掲げる塚田

今大会前までの賞金ランキングは70位にとどまっていた。夏場からの不振でシード落ち=QT行きを覚悟していたが、ここ数週間で復調。シード維持のみならず、劇的な復活優勝に辿り着いた。

3日目まで優勝についても、シードについても「何も考えていない」と繰り返していた塚田も、最終日はさすがに緊張していた。スタートの1番は3パットのボギー。「3日目までずっとバーディ先行のゴルフをしていたので、おかしいなと思ってキャディに『オレ緊張してるかも』って言ったら『それを自分で言えたら大したもんだ』と返ってきました」。

こんなやり取りが緊張を和らげたのか、6番パー3では難しい下りの6メートルを沈めて挽回。一時は堀川未来夢に並ばれたが「きのうもきょうも3アンダーで回ると目標を立てていたので、周りは気にしていなかった」。周囲が徐々にスコアを崩すなか、13、14番の連続バーディで突き放し、優勝に大きく前進した。

その後は事あるごとにポケットに手を入れた。「テレビを見ている人に態度が悪いと思われたかもしれないけど、実は中で腿(もも)をつねっていました」。この日は家族が応援に駆け付けていたこともあり、今にもこぼれそうな涙をそうしてグッとこらえていたという。

最後は見事なバーディフィニッシュ。「好きで始めたゴルフを職業にして幸せなはずなのに、優勝の2年後ぐらいにはゴルフ場に行きたくない日があった。好きなゴルフが嫌いになっている自分がいた」。苦しい時期を乗り越えてつかんだ2勝目だからこそ、喜びもひとしお。今後の抱負を問われると「24年ぐらいお世話になっているダンロップの試合で2勝目ができてうれしい。現状はここです」。先のことよりも今の喜びに浸った。

塚田はツアープロでは珍しい長野県出身。「長野の先輩っていったら今は70歳以上で、自分が子供のころも身近にプロはいませんでした」。そんな自身の経験もあり、2012年から長野でジュニアイベントを開催。子供たちがゴルフ、そしてプロゴルファーと触れ合う機会を提供している。今季から登録名を「陽亮」から「よおすけ」に変更したのも、子供たちに親しみを持ってもらうためだった。

ただ、『一度改名すると5年間改名できない』というJGTOの規定を把握しておらず、「45歳まで平仮名はちょっと恥ずかしい(笑)」。加えて今季から小西貴紀も「たかのり」に改名。平仮名が自分一人ではないことにも不満を感じていた。それでも「改名元年に小西と一緒に結果を残せて良かったと思っています」(小西は4月にツアー初優勝)。

この1年で『よおすけ』という自ら選んだ名前がますます好きになったに違いない。(文・田中宏治)

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