■石川遼が苦しんだ“魔の18番”
攻めようとするほど、どつぼにはまるのが和合。「3番だけでなく、18番もそうですね」。今年から、フェアウェイ左のバンカーが2つに分かれて深くなった。石川遼はこのバンカーに苦しめられ、予選ラウンドでは2日連続このホールでダブルボギーを叩いている。
「安全にいくのは、ドライバー以外のスプーンやクリークで刻む攻め方。フェード系が打ちやすいホールです」。ドローボールを重点的に練習してきたことが、このホールでは裏目に出た。
「2日間バンカーに入れたことが影響しましたね。最終日にとくに怖さがでたのでしょう」。最終日の18番・パー4では、ティショットを右に曲げてOB。「完全に左のバンカーを怖がって、右に打とうと体が反応したように見えました。スイングのリズムも速いし、トップも浅い。左が嫌で体が開いていました。ただ、打ち直しの球は開き直って打てていて、すごくよかった」。打ち直しをフェアウェイにおき、そこから1.5メートルに寄せてボギーとした。
■知れば知るほど苦しむ和合
優勝はメジャーチャンプの手に渡ったが、上位の面々を見ると新鋭が顔をそろえる。昨年覇者の宮里優作を始めベテラン勢が苦しむ中で、今平、昨年のチャレンジツアー賞金王の大槻智治、QTランク5位の資格で出場した狩俣昇平などがそうだ。
「コースを知っていると、打ってはいけないところが分かっているので振れなくなる。意外と、初出場や2回目などの選手が上位に上がってくるのは、知らないからこそガンガン攻めていけるというのもあるでしょう。狩俣選手や大槻選手など、来年、また出場したときにどうなるかが楽しみです」。
解説・細川和彦(ほそかわ・かずひこ)/ 1970年12月28日生まれ。ツアー通算8勝。1993年にプロ転向し、95年に初優勝。翌年には中嶋常幸以来となる20歳代での2試合連続優勝を達成。00年には米国男子ツアーの「ケンパーインシュランスオープン」で2位に入っている。青木功JGTO(日本ゴルフツアー機構)体制ではコースセッティング・アドバイザーを務める。
攻めようとするほど、どつぼにはまるのが和合。「3番だけでなく、18番もそうですね」。今年から、フェアウェイ左のバンカーが2つに分かれて深くなった。石川遼はこのバンカーに苦しめられ、予選ラウンドでは2日連続このホールでダブルボギーを叩いている。
「安全にいくのは、ドライバー以外のスプーンやクリークで刻む攻め方。フェード系が打ちやすいホールです」。ドローボールを重点的に練習してきたことが、このホールでは裏目に出た。
「2日間バンカーに入れたことが影響しましたね。最終日にとくに怖さがでたのでしょう」。最終日の18番・パー4では、ティショットを右に曲げてOB。「完全に左のバンカーを怖がって、右に打とうと体が反応したように見えました。スイングのリズムも速いし、トップも浅い。左が嫌で体が開いていました。ただ、打ち直しの球は開き直って打てていて、すごくよかった」。打ち直しをフェアウェイにおき、そこから1.5メートルに寄せてボギーとした。
■知れば知るほど苦しむ和合
優勝はメジャーチャンプの手に渡ったが、上位の面々を見ると新鋭が顔をそろえる。昨年覇者の宮里優作を始めベテラン勢が苦しむ中で、今平、昨年のチャレンジツアー賞金王の大槻智治、QTランク5位の資格で出場した狩俣昇平などがそうだ。
「コースを知っていると、打ってはいけないところが分かっているので振れなくなる。意外と、初出場や2回目などの選手が上位に上がってくるのは、知らないからこそガンガン攻めていけるというのもあるでしょう。狩俣選手や大槻選手など、来年、また出場したときにどうなるかが楽しみです」。
解説・細川和彦(ほそかわ・かずひこ)/ 1970年12月28日生まれ。ツアー通算8勝。1993年にプロ転向し、95年に初優勝。翌年には中嶋常幸以来となる20歳代での2試合連続優勝を達成。00年には米国男子ツアーの「ケンパーインシュランスオープン」で2位に入っている。青木功JGTO(日本ゴルフツアー機構)体制ではコースセッティング・アドバイザーを務める。