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【ツアーの深層】谷口徹の勝因は“凄み”とマネジメント力にあり!

【ツアーの深層】谷口徹の勝因は“凄み”とマネジメント力にあり!

所属 ALBA Net編集部
谷口 愛純 / Azumi Taniguchi

配信日時:2018年5月15日 12時09分

今季メジャー初戦は、ツアー通算20勝目を挙げた谷口徹が勝負強さを見せ付けた一戦となった。最終日、トータル6アンダーで首位に並んだ藤本佳則とのプレーオフは、2ホール目でバーディを奪取した谷口の勝利で幕を閉じた。「谷口選手の“凄み”を完璧に見せた試合でした」と、JGTOのコースセッティング・アドバイザーを務める田島創志は語る。

男泣き…!6年ぶりの優勝カップを手にした谷口徹

谷口徹が見せ付けた“凄み”
「谷口選手は、もともと技術も秀でている。でも、それを勝負どころで出し切る力が本当にすごい。それが一番の強さだと思います」。最終日は、強い雨と風に悩まされたが、谷口はそれに動じることなく抜群の集中力を発揮。「16番ではまだ2打差があって、迷いがあったと思います。それが、17番になって“これを入れないと負ける”と思って腹をくくったように見えました」。

首位の藤本と2打差で迎えた17番。藤本がボギーを叩いたのに対し、谷口が5メートルほどをねじ込んでパーセーブ。1打差に迫った最終18番ホールでは、ここでも5メートルのバーディパットを沈めて勝負をプレーオフに持ち込んだ。勝敗が決したのは、プレーオフの2ホール目。再び5メートルのバーディパットを沈めて勝利を掴んだ。「 “凄み”というんでしょうか。勝負どころの、“これを入れなければいけない、寄せなければいけない”という集中力が出ていました」。ここぞというときの勝負強さが勝敗を分けた。

■ゴルフ巧者が生き残った、メジャーらしいセッティング
もちろん、谷口の強さはそれだけではない。熟練した経験と技術によるマネジメント力が光った。「今回のセッティングは、マネジメント力がキーワード」だと語った田島。「房総カントリー倶楽部最大の特徴は、グリーンの真ん中が高くて、左右が低くなっていること」。これによりグリーンで球を止めづらくなるため、球をどこに置くかの緻密な計算が必要になる。「グリーンのセンターに乗っただけだと、下りのパットが残ってしまう。だったらピンサイドを狙って上りのアプローチを残したらいい、など。ショット力よりも、マネジメント力が求められたと思います」。

大会4日間のスタッツを見ると、谷口のドライビングディスタンスは273.38ヤードで58位。これに対し、平均パット数は1.7111回・9位タイ、パーオン率が62.5パーセント・17位タイとなっている。「谷口選手は、基本的にはパッティングをベースにゴルフを組み立てています。どこに打ったら次のパッティングが入るのか、頭をフル回転させています」。飛距離のアドバンテージよりも“ゴルフ巧者”が優るセッティングとなった。

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