黄アルムの今季2度目の完全優勝で幕を閉じた「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」。予選通過ラインは2アンダー、優勝スコアは17アンダーと例年に比べ、ハイスコアとなった今大会を、女子プロを多く指導するプロコーチの辻村明志氏に振り返ってもらった。
NEC軽井沢72の戦いを振り返る〜LIVE写真館<571枚>
■アルムさんの活躍は、多くの女子プロゴルファーの参考事例になる
2週前の「大東建託・いい部屋ネットレディス」で9年ぶりの勝利を手にし、喜び冷めやらぬうちに今季2勝目を挙げたアルム。初日「63」というビッグスコアを叩き出し、2日目終了時でトータル14アンダー、2位と6打差。最終日も追ってくる選手たちを尻目に着実にスコアを伸ばし、影を踏ませることなく逃げ切った。
「チョ・ボムスコーチと取り組んだスイング改造で、2週前に優勝を勝ち取りましたが、好調をキープし、自信をつけているのは表情から見てとれます。ピンに絡むショットがバシバシと来る印象でしたね。ただ今大会はグリーンが止まりやすく、ビッグスコアが出る可能性が高かったので、最終日は6打差あっても、追いかけられるケースが想定できた。実際、申ジエさん、松田鈴英さんが迫ってくるなかで、アルムさん自身も伸ばして逃げ切ったのが大きい。それは“人のゴルフを見て、影響を受けることがないくらい調子がいい”という証明。さらに自信につながると思いますよ」
1年半ほど前からイ・ボミのコーチも務めたチョ・ボムス氏のもとを訪れたり、2年ほど前から、インビー・パークらを指導するメンタルトレーニングの専門家に指導を受けたり、と勝利を求め、積極的に行動を起こしていたアルム。周囲のさまざまな人間の意見を聞き入れ“出会いの幅”を広げたことが実を結んでいる。
NEC軽井沢72の戦いを振り返る〜LIVE写真館<571枚>
■アルムさんの活躍は、多くの女子プロゴルファーの参考事例になる
2週前の「大東建託・いい部屋ネットレディス」で9年ぶりの勝利を手にし、喜び冷めやらぬうちに今季2勝目を挙げたアルム。初日「63」というビッグスコアを叩き出し、2日目終了時でトータル14アンダー、2位と6打差。最終日も追ってくる選手たちを尻目に着実にスコアを伸ばし、影を踏ませることなく逃げ切った。
「チョ・ボムスコーチと取り組んだスイング改造で、2週前に優勝を勝ち取りましたが、好調をキープし、自信をつけているのは表情から見てとれます。ピンに絡むショットがバシバシと来る印象でしたね。ただ今大会はグリーンが止まりやすく、ビッグスコアが出る可能性が高かったので、最終日は6打差あっても、追いかけられるケースが想定できた。実際、申ジエさん、松田鈴英さんが迫ってくるなかで、アルムさん自身も伸ばして逃げ切ったのが大きい。それは“人のゴルフを見て、影響を受けることがないくらい調子がいい”という証明。さらに自信につながると思いますよ」
1年半ほど前からイ・ボミのコーチも務めたチョ・ボムス氏のもとを訪れたり、2年ほど前から、インビー・パークらを指導するメンタルトレーニングの専門家に指導を受けたり、と勝利を求め、積極的に行動を起こしていたアルム。周囲のさまざまな人間の意見を聞き入れ“出会いの幅”を広げたことが実を結んでいる。