競技失格。プレーヤーにとって、これほど悔しいことはない。基本的に審判がおらず、プレーヤー自身が審判といわれるゴルフではなおさらだ。ましてや、それが優勝を争っている選手だったら…。「CAT Ladies」2日目を首位と2打差の2位で終え、ツアー2勝目を狙う最終日へ、というときに発覚した新垣比菜の失格劇は、まさにそんな場面だった。
【写真】CAT Ladiesを写真でプレーバック
パー5の最終18番をボギーとしたため、スコアは「6」でなければいけないが、マーカーが「5」と間違って記入していたのに気付かないままサインをして提出してしまい、過少申告。失格となった。
「最後のボギーがショックで」と、スコア誤記に気付かず、唇をかんだが、時計の針は巻き戻せない。新垣は最終日の舞台に立つことも許されず、同い年の大里桃子の初優勝を見ているしかなかった。
強豪ひしめく黄金世代の中で、プロ初優勝に一番乗りし、2勝目も最初に、と意気込む中での残念すぎる失格劇。だが、新垣の真価が問われるのはこの後だ。
ゴルフというゲームの性質上、通常とは違う心境のとき、つまり優勝争いを繰り広げているような大事な場面で、よりこういったトラブルは起こりやすい。常に平常心でいられることが理想かもしれないが、ゴルファーも人間。気持ちの浮き沈みと無縁でいられる者などいない。
【写真】CAT Ladiesを写真でプレーバック
パー5の最終18番をボギーとしたため、スコアは「6」でなければいけないが、マーカーが「5」と間違って記入していたのに気付かないままサインをして提出してしまい、過少申告。失格となった。
「最後のボギーがショックで」と、スコア誤記に気付かず、唇をかんだが、時計の針は巻き戻せない。新垣は最終日の舞台に立つことも許されず、同い年の大里桃子の初優勝を見ているしかなかった。
強豪ひしめく黄金世代の中で、プロ初優勝に一番乗りし、2勝目も最初に、と意気込む中での残念すぎる失格劇。だが、新垣の真価が問われるのはこの後だ。
ゴルフというゲームの性質上、通常とは違う心境のとき、つまり優勝争いを繰り広げているような大事な場面で、よりこういったトラブルは起こりやすい。常に平常心でいられることが理想かもしれないが、ゴルファーも人間。気持ちの浮き沈みと無縁でいられる者などいない。