同級生に高校3年生のアマチュアとしてツアーを優勝した宮里藍、横峯さくら、そして一学年下には上田桃子、諸見里しのぶと今のツアーの原型を作った85年世代(85年4月〜86年3月生まれ)の藤田さいきはこんな意見も。
「同い年がたくさんツアーに出ていることは、切磋琢磨以外にやりやすさにもつながっていると思います。ジュニアの試合からみんな顔見知りで、同じようなメンバーがプロの試合に上がってくるから。いわばジュニアの試合の延長線上でできているように見える」。また“やりやすさ”はこんなところも。「今の時代は極端に上下関係が厳しい時代でもないので、“なんでそういうことするの?”といざこざとかになったりすることもない。先輩方から物事をはっきり言われる時代でもないから、“あ〜、プロって怖い”とならないですしね。それがゴルフのやりやすさにつながっていると思う。だからどんどん下の世代も上がってくると思いますよ。私のころは堂々と練習なんてできませんでしたから(笑)」
出場できる試合数が増えたこと。そして、上下関係が減った時代の移り変わりもプロトーナメントの活躍にマッチしたといっていい。逆に言えば、アマチュアが出場できる試合が増えたことは明らかに勝みなみという選手が優勝したことでできた功績である。高校3年生で優勝した宮里藍が日本のジュニアの環境を変えたように、アマチュアがプロのトーナメントで力をつけるといった道筋と作った勝みなみも、日本女子ゴルフ界のレベルアップに貢献した功労者と言えるだろう。(文・秋田義和)
「同い年がたくさんツアーに出ていることは、切磋琢磨以外にやりやすさにもつながっていると思います。ジュニアの試合からみんな顔見知りで、同じようなメンバーがプロの試合に上がってくるから。いわばジュニアの試合の延長線上でできているように見える」。また“やりやすさ”はこんなところも。「今の時代は極端に上下関係が厳しい時代でもないので、“なんでそういうことするの?”といざこざとかになったりすることもない。先輩方から物事をはっきり言われる時代でもないから、“あ〜、プロって怖い”とならないですしね。それがゴルフのやりやすさにつながっていると思う。だからどんどん下の世代も上がってくると思いますよ。私のころは堂々と練習なんてできませんでしたから(笑)」
出場できる試合数が増えたこと。そして、上下関係が減った時代の移り変わりもプロトーナメントの活躍にマッチしたといっていい。逆に言えば、アマチュアが出場できる試合が増えたことは明らかに勝みなみという選手が優勝したことでできた功績である。高校3年生で優勝した宮里藍が日本のジュニアの環境を変えたように、アマチュアがプロのトーナメントで力をつけるといった道筋と作った勝みなみも、日本女子ゴルフ界のレベルアップに貢献した功労者と言えるだろう。(文・秋田義和)