そうして迎えた18年。「1日楽しくゴルフができるように、ですね。笑いながら、楽しく、前向きにプレーすること」を目標に新シーズンに臨んだが、調子は上がらず昨年以上にうつむくシーンが増える一方。成績は昨年よりも悪化し、試合を欠場することも多くなった。
そんなボミの中では清水氏に対して「申し訳ない」という気持ちが募っていた。「今年の成績もうまくいかず、その感情がずっとずっとあった。お互いうまくいかず、申し訳なさがあると遠慮しがちになったりしていた。“ボムスコーチにもう一度見てもらったほうがいいよ”と私のことを思っていってくれても、聞き入れられないこともありました。私がゴルフを考えられない状況になっていて、申し訳なさしかなかったです」。そういう気持ちを抱えたまま一緒にいてもよくないと思い、今回の決断に至った。
一方で、これまでも谷口徹や上田桃子といった賞金王・女王を担いできたベテランキャディはもっとシビアに捉えている。「(新垣比菜のキャディとして)韓国に行っているときに連絡がありました。はい、と。本人からもありがとうございました、といわれました。勝負の世界なので結果が全て。僕も22年やっているし、これは勝負の世界なので仕方がない。結果が出なかったら終わる、ということです」。甘い言葉ではなく、強い言葉で現実を受け止めた。
本大会中、選手間、キャディ間で至るところから聞こえてきたこの話題。日米韓で酸いも甘いも経験してきた申ジエ(韓国)が「直接本人達から何か聞いたわけではないので判断は難しいですが」という前提のもとで、自身の考えを話してくれた。
「選手とキャディというのは、恋人みたいな関係。うまくいくときもあれば、当然うまくいかないときもある。長いあいだ一緒にいますから、それは仕方ないことです」
ともにする時間が長くなるほどお互いのことを理解できるが、それゆえの難しさがあるという。「お互いのことを詳しく知ってしまうので、どんどんたくさんのことを求めるようになってしまう。それも原因なのではないでしょうか」。距離が近いからこそ、自分を理解しているからこそ。相手に今以上のことを望んでしまう。身に覚えのある方も少なくないのではないだろうか。
そんなボミの中では清水氏に対して「申し訳ない」という気持ちが募っていた。「今年の成績もうまくいかず、その感情がずっとずっとあった。お互いうまくいかず、申し訳なさがあると遠慮しがちになったりしていた。“ボムスコーチにもう一度見てもらったほうがいいよ”と私のことを思っていってくれても、聞き入れられないこともありました。私がゴルフを考えられない状況になっていて、申し訳なさしかなかったです」。そういう気持ちを抱えたまま一緒にいてもよくないと思い、今回の決断に至った。
一方で、これまでも谷口徹や上田桃子といった賞金王・女王を担いできたベテランキャディはもっとシビアに捉えている。「(新垣比菜のキャディとして)韓国に行っているときに連絡がありました。はい、と。本人からもありがとうございました、といわれました。勝負の世界なので結果が全て。僕も22年やっているし、これは勝負の世界なので仕方がない。結果が出なかったら終わる、ということです」。甘い言葉ではなく、強い言葉で現実を受け止めた。
本大会中、選手間、キャディ間で至るところから聞こえてきたこの話題。日米韓で酸いも甘いも経験してきた申ジエ(韓国)が「直接本人達から何か聞いたわけではないので判断は難しいですが」という前提のもとで、自身の考えを話してくれた。
「選手とキャディというのは、恋人みたいな関係。うまくいくときもあれば、当然うまくいかないときもある。長いあいだ一緒にいますから、それは仕方ないことです」
ともにする時間が長くなるほどお互いのことを理解できるが、それゆえの難しさがあるという。「お互いのことを詳しく知ってしまうので、どんどんたくさんのことを求めるようになってしまう。それも原因なのではないでしょうか」。距離が近いからこそ、自分を理解しているからこそ。相手に今以上のことを望んでしまう。身に覚えのある方も少なくないのではないだろうか。