今年もその名に恥じない選手が多数参戦。レギュラーツアーメンバーのほかに連覇中の畑岡、歴代覇者のチョン・インジ(韓国)をはじめ、元世界ランキング1位のユ・ソヨン(韓国)、17年の「全英リコー女子オープン」覇者キム・インキョン(韓国)、14年の「エビアン選手権」覇者で日本女子ツアーの18ホール最少ストローク記録を持つキム・ヒョージュ(韓国)といった選手が顔をそろえる。
■飛距離がカギとなる可能性大、今季絶好調のショットメーカーが悲願のメジャータイトルへ(記者A)
データを見る前に、まず今年のコースを確認しておきたい。舞台となるのは千葉カントリークラブ野田コース。昨年までステップ・アップ・ツアーの「パナソニックオープンレディース」が行われていたコースで、ほぼフラットな林間コース。セッティングにもよるが、総じてフェアウェイが広くOBは少ない。昨年のパナソニックオープン優勝者が飛ばし屋の野澤真央であることからも、飛距離の出る選手が有利となりそうだ。ただし、砲台グリーンも多く、グリーン周りからの対応も簡単ではないため、ショットの正確性、ショートゲームの巧さも兼ね備えていなければタイトルには手が届かないとみていい。
過去10年の優勝スコアを見ると11年のトータル12オーバーという数字が目を引くが、おおむねイーブンパーから5アンダーの間で収まることが多い。過去10年で優勝スコアが2桁に達したのはわずかに3回。ただし、昨年の優勝スコアはトータル20アンダー。この数字は畑岡が驚異的だったとしても4位の鈴木愛まで4人が2桁アンダー。全米オープン(今年は除く)同様に、サディスティックなまでの難セッティングからスコアが出るセッティングへと変化しているといえる。今年も同様の可能性が高い。
この2点を踏まえると、飛ばし屋のアドバンテージが大きそうだ。優勝者を見てもここ4年連続でテレサ・ルー(台湾)、インジ、畑岡と、遠くに運べる選手が優勝カップを手にしていることからもパワーヒッターを優勝候補に挙げたい。
となるとテレサ、インジ、畑岡の3人が今年も期待されるが、注目したいのは比嘉真美子。現在ドライビングディスタンス3位でドライバーの総合力を示すトータルドライビング(ドライビングディスタンス順位とフェアウェイキープ率順位を合算したランキング)は2位。さらにパーオン率は堂々の1位とアイアンの切れ味も抜群。パーセーブ率3位、リカバリー率4位とディフェンス面も万全。4日目の平均ストロークの順位がそれまでの3日間に比べてガクッと落ちるのが気になるが、逆に言えばそこさえ克服できれば他にスキはなく、悲願のメジャータイトルは目の前だ。
■畑岡奈紗のV3を止められるのは…、日の丸を背負う“後輩”で決まり!(記者M)
プロアマ問わず広く門戸を開く大会で、最もドラマティックな優勝は?と聞かれたら、きっと記者Mに限らず、多くの人が“アマチュア優勝”と答えるのではないだろうか。それなら今回は、そんな気持ちに素直になって、優勝予想とさせていただきたい。
■飛距離がカギとなる可能性大、今季絶好調のショットメーカーが悲願のメジャータイトルへ(記者A)
データを見る前に、まず今年のコースを確認しておきたい。舞台となるのは千葉カントリークラブ野田コース。昨年までステップ・アップ・ツアーの「パナソニックオープンレディース」が行われていたコースで、ほぼフラットな林間コース。セッティングにもよるが、総じてフェアウェイが広くOBは少ない。昨年のパナソニックオープン優勝者が飛ばし屋の野澤真央であることからも、飛距離の出る選手が有利となりそうだ。ただし、砲台グリーンも多く、グリーン周りからの対応も簡単ではないため、ショットの正確性、ショートゲームの巧さも兼ね備えていなければタイトルには手が届かないとみていい。
過去10年の優勝スコアを見ると11年のトータル12オーバーという数字が目を引くが、おおむねイーブンパーから5アンダーの間で収まることが多い。過去10年で優勝スコアが2桁に達したのはわずかに3回。ただし、昨年の優勝スコアはトータル20アンダー。この数字は畑岡が驚異的だったとしても4位の鈴木愛まで4人が2桁アンダー。全米オープン(今年は除く)同様に、サディスティックなまでの難セッティングからスコアが出るセッティングへと変化しているといえる。今年も同様の可能性が高い。
この2点を踏まえると、飛ばし屋のアドバンテージが大きそうだ。優勝者を見てもここ4年連続でテレサ・ルー(台湾)、インジ、畑岡と、遠くに運べる選手が優勝カップを手にしていることからもパワーヒッターを優勝候補に挙げたい。
となるとテレサ、インジ、畑岡の3人が今年も期待されるが、注目したいのは比嘉真美子。現在ドライビングディスタンス3位でドライバーの総合力を示すトータルドライビング(ドライビングディスタンス順位とフェアウェイキープ率順位を合算したランキング)は2位。さらにパーオン率は堂々の1位とアイアンの切れ味も抜群。パーセーブ率3位、リカバリー率4位とディフェンス面も万全。4日目の平均ストロークの順位がそれまでの3日間に比べてガクッと落ちるのが気になるが、逆に言えばそこさえ克服できれば他にスキはなく、悲願のメジャータイトルは目の前だ。
■畑岡奈紗のV3を止められるのは…、日の丸を背負う“後輩”で決まり!(記者M)
プロアマ問わず広く門戸を開く大会で、最もドラマティックな優勝は?と聞かれたら、きっと記者Mに限らず、多くの人が“アマチュア優勝”と答えるのではないだろうか。それなら今回は、そんな気持ちに素直になって、優勝予想とさせていただきたい。