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“良い試合”だからこそ、ギャラリーにも優しさを【記者の目】

“良い試合”だからこそ、ギャラリーにも優しさを【記者の目】

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2018年11月6日 07時28分

畑岡奈紗の好プレーに沸いた瀬田GC それだけに、ギャラリーへの配慮に一孝が必要だったか
畑岡奈紗の好プレーに沸いた瀬田GC それだけに、ギャラリーへの配慮に一孝が必要だったか (撮影:鈴木祥)
年に1度、日本で行われる米ツアー公式戦「TOTOジャパンクラシック」。今年は2005年以来13年ぶりに瀬田ゴルフコース 北コースで行われた。アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)が、03年大会で今なお日米両ツアーにおける54ホールの最多アンダーパー記録タイとして君臨するトータル24アンダーを出した舞台とあって、開幕前から会見では「24アンダー出せる?」「優勝スコアはどのくらい?」といったコースに関する質問も多く飛び交った。

【写真】大観衆が畑岡奈紗の勝利に沸いた

なぜなら、当時から距離が200ヤード伸びたとはいえ、コースレイアウトはアニカが5連覇を達成したときと同じ05年と同じ18ホールが使用されたからだ。

だが、この“当時と同じ”18ホールの並びが、ギャラリーを困惑させたのである。

瀬田ゴルフコースは東、西、北の計54ホール。その内、今大会が行われた北コースは通常営業の状態ではアウトインがセパレートされているものの、基本的には次のホールが隣接している。だが、今大会のセッティングでは本来の18ホールの並びではない流れで行われたため、ホール間をカートで移動するところも多くなってしまった。

例えば、1番のグリーンのプレーを終えた選手は、いきなり2番ティまでカート移動(通常営業の2番ホールは今大会の12番ホールとして使用。今大会の2番ホールは通常営業の8番ホール)。ギャラリーは徒歩での移動となるため、次のティショットを観戦するためには1番のプレーを見終えることなく早めに移動するか、走ることが求められる。
日程 2018年11月2日-11月4日賞金総額

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